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日本のビールは酒税法で3種類に区分
本物の飲み心地と味わいを堪能!ビール
酒税法によりビールの定義が決められていて、麦芽100%と水、香味料のホップを原料として発酵させたものをビールとして区分。米や果実などの特定の副原料を、香味料として使用することは認められていますが、麦芽の使用割合は50%以上でなければいけません。
麦の香りとホップの苦みが効いたものから、フルーティーなビールまでいろんな味わいがあり、350ml缶あたりの酒税は77円と3種類のなかでは一番高額です。
普通のビールと遜色ない味わい!発泡酒
一方で麦芽の使用割合が50%未満のものや、製造の副原料として認定されていないものを使用した飲料は、ビールとして認められず「発泡酒」という区分になります。それでも醸造法や味わいはビールに近く、酒税も1本あたり47円と安いため販売価格もリーズナブル。
ビールの売上の長期低迷が続くなかで、お手頃価格のビール飲料として消費者に受け入れられ、ビールに代わる人気商品へと成長してきた歴史があります。
飲みごたえのある銘柄も!第三のビール
2003年の酒税法改正で現在の税額に上げられた発泡酒に割安感が乏しくなり、消費者離れを防ぐために研究開発されたのが、さらに安価なこの第三のビールです。
第三のビールはメディアが作った用語で、正確には麦以外の穀物を醸造した「その他の醸造酒(発泡性)」と、大麦の発泡酒にスピリッツを混ぜた「リキュール(発泡性)」に分かれ、ビール風味のアルコール飲料として、発泡酒に代わる人気商品となりつつあります。
ビールは酵母発酵で2種類に大別される
【ラガー】日本のビールの大半がこれ!
発酵を終えた酵母が底に沈むため下面発酵と呼ばれ、この製法で醸造されるビールのことをラガーといいます。昔からある高温発酵の酵母とは異なる、低温発酵の酵母が発見されたことから、低温で長時間発酵させる醸造法が確立され、安定した品質で人気のある製法です。
ラガーにもいろんなスタイルの製法がありますが、なかでもホップの苦みと黄金色が特徴のピルスナービールの評価が高く、冷やしてすっきりした味わいと爽快感を楽しむ飲み方が特に好まれます。世界中の主流となっていて、日本の大手もほとんどがこのピルスナーです。
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