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世界が注目する日本の国産ウイスキー
国産ウイスキー(ジャパニーズウイスキー)の表記には厳密な規定はありませんが、一般的には日本国内において生産されたウイスキーを指します。
ただし、ワインと同様に輸入した原酒を日本国内で貯蔵、ブレンド、瓶詰めしただけでも国産ウイスキーとして流通させることができます。
国産ウイスキーは大きく分けて3種類
モルトウイスキー
大麦麦芽(モルト)のみから作られた単式蒸溜製法のウイスキーのことで、純粋を意味する「ピュアモルト」という言い方もあります。(国により定義は異なります)
ビールも主原料は主に大麦麦芽が使われますが、小麦や米などの副原料を使った製品もあります。ウイスキーも使われる原料は複数があり、当然それは味わいの違いにつながります。
グレーンウイスキー
大麦麦芽のほかにトウモロコシ、ライ麦、小麦などの穀物(grain)を使った連続式蒸溜機によるウイスキーです。
大麦麦芽だけを原料としたモルトウイスキーよりマイルドで飲みやすい反面、香りや味の個性に乏しく、ブレンデッドウイスキーに脇役として使われることが多いようです。
ブレンデッドウイスキー
モルトウイスキーとグレーンウイスキーをブレンドしたのがブレンデッドウイスキーです。
シャープで個性的な味わいのモルトウイスキーとマイルドなグレーンウイスキーをブレンドすることで、それぞれの長所を活かして大量生産や品質の安定に適した製法です。
国産ウイスキーの代表メーカー
サントリースピリッツ
大阪の鳥居商店を母体に1921年(大正10年)壽屋(ことぶきや)を設立。1963年(昭和38年)サントリー(株)に商号変更し、その後、持株会社であるサントリーホールディングス(株)を経て、2015年にサントリースピリッツ(株)に組織再編されています。ウイスキーの製造業者としては日本最大手です。
アサヒグループホールディングス
(旧)アサヒグループホールディングス(株)から2011年(平成23年)に持株会社へ移行により、「アサヒグループホールディングス」に商号を変更。隅田川沿いにある現在の本社はユニークなデザインで有名です。2001年(平成13年)にニッカウヰスキーを完全子会社化し、ワールド・ウイスキー・アワード2019において「竹鶴25年ピュアモルト」が世界最高賞を受賞しています。
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