食べて、買って。上品な味わいの石川のかにを堪能。
北陸のズワイガニ漁解禁を記念して、macaroni編集部では料理家・渡辺有子さんと行く北陸かに三昧ツアーを開催。4名の人気インスタグラマー、キャンペーンによって選ばれた参加者の6名で、北陸3県のかにを食べ比べます。
▼豪華なツアーメンバーはこちら
▼【ツアー記事①】素材そのものの味を楽しんで。富山県の絶品紅ズワイガニ
石川県の「加能ガニ」と「香箱ガニ」に心が躍る
富山県に続いて一行は金沢へ。金沢駅のシンボル「鼓門」と、おもてなしの心が表現されたガラス張りの「もてなしドーム」が堂々と迎えてくれます。
鼓門は、金沢で昔から盛んな能の鼓がモチーフ。伝統と近代的なデザインが融合した金沢駅は、2011年にアメリカの旅行雑誌『トラベル&レジャー』で「世界で最も美しい駅」のひとつに選ばれたフォトスポットでもあります。
石川県では、上品な甘さと濃厚なみそが魅力のオスのズワイガニ「加能ガニ」、11月~12月末の2カ月間しか味わえない、 濃厚な旨味と外子(そとこ)と内子(うちこ) の2つの触感が楽しめるメスのズワイガニ「香箱ガニ」をめざします!
ひがし茶屋街の名店「鮨 みつ川」で至極の寿司を楽しむ
活気あふれる市場で買い物を楽しんだら、しっとりとした大人の雰囲気がただようひがし茶屋街の名店「鮨 みつ川」へ。ミシュラン富山・金沢版でひとつ星を獲得した人気店で、8席のみの店内はあっという間に予約でいっぱいに。のれんをくぐり、ヒノキからつくられたL字型のカウンター席に腰かければ、自然と背筋が伸びます。
大将のこだわりや誇りを受け継ぎ、板前の生田崇さん自ら毎朝金沢港や七尾市の漁師さんから仕入れを行なっています。魚の種類ごとに塩を変えたり、うまみの強いコシヒカリを中心に独自の配合でシャリ用のお米をブレンドしたりと、きめ細かい心遣いと新鮮な金沢の海の幸を味わえる名店です。
繊細な握り&華やかな香箱かにちらしにため息
三枚におろして大葉をはさんだ朝どれの赤イカ、ひと晩寝かせてうまみを引き出し厳選塩をふったアジ……と、手間と時間をじっくりかけて握られた繊細なお寿司が15貫も登場。仕入れ状況によっては、ふっくらとした身が魅力のズワイガニと紅ズワイガニの合いの子「黄金ガニ」のお鮨も味わえます。
そしていよいよ、主役の「香箱ちらし」のお目見え。香箱ガニのむき身、ほぐし身と濃厚なかにみそ、プチプチ食感が楽しい外子(そとこ)を贅沢に使用したちらし寿司です。お米のほのかな甘みと香ばしいごまの風味が、すっきりとしたかにの甘みを引き立てます。醤油づけのいくらが入っているので、醤油は不要。ひと品のなかで金沢の海の幸とお祭りのような華やかな気分が楽しめます。
インスタグラマーの井口タクトさんは「あまり食べたことのない外子を食べられて、新鮮!」、utoshさんは「これはお酒が止まらないですね……クセの強い辛口のお酒を合わせたいです」と終始舌鼓。
店舗概要
鮨みつ川
営業時間:12:00~14:00(L.O.)、17:30~22:00(L.O.)
電話: 076-253-5005
所在地:石川県金沢市東山1-16-2
定休日:水曜日
公式サイト:http://sushi-mitsukawa.jp/
金沢の台所「近江町市場」はグルメに欠かせないパワースポット
渡辺有子さんとまわる北陸かに三昧の旅。2日目は金沢の市場からスタートです。
金沢グルメを味わうなら「近江町市場」は、はずせません。金沢港でとれたての海鮮や地元の野菜がならび、多くの観光客と地元の人々で賑わいます。290年もの歴史を誇る金沢の台所。活気溢れる市場で、加能ガニや香箱ガニを探しに行きましょう。
数あるお店の中から「大口水産」へ。値札を貼り出さず店と客同士の交渉で値段を決めるのが普通だった近江町市場で、初めて値札をつけた皿盛り販売をはじめたお店。金沢の人々から厚い信頼を集め、現在では近江町市場で一番の売り場面積を誇ります。今でも相場を適切に保つペースメーカーのような存在なんだそう。
かに目利き18年のベテラン・近江さんにお話をうかがいました。
近江さん「日本海の荒波にもまれて育った加能ガニは繊維が細かく甘みが強いのが特徴。鮮度抜群でおいしいですよ!香箱ガニは2ヶ月間しか味わえない冬だけの味。それぞれさまざまなサイズをとりそろえているので、『ひとり一杯食べたい』『大きなかにを家族でワイワイ食べたい』『贈り物にしたい』など、ご希望をいただければ目利きのプロがお選びします」
ポイントをおさえて絶品がにを手に入れて
さらに、おいしいかに選びのポイントもきいてみました。
近江さん「ズワイガニの表面についた黒いツブツブを気にする方もいますが、これがついているものはうまみが強く、脱皮前で脂肪をたっぷりたくわえているものが多いです。
香箱ガニの場合は、全体的に赤色が鮮やかなものを。おなかの殻を開くと見える卵・外子(そとこ)は、黒っぽいものの方が粒がしっかりしていておいしいですよ。ぜひ参考にしてみてください」
店舗概要
近江町市場
営業時間:9:00~17:00
電話:076-231-1462
所在地:石川県金沢市上近江町50
定休日:無休(一部テナント休日有)
公式サイト:http://ohmicho-ichiba.com/
大口水産
営業時間:9:00~17:00
電話:076-263-4545
所在地:石川県金沢市上近江町38−1
定休日:不定休(公式サイトをご確認ください)
公式サイト:http://www.ohguchi.co.jp/
▼【ツアー記事③】北陸旅行もいよいよ終盤。福井県へ
▼12月14日まで。豪華かにが当たるキャンペーン実施中!
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