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超高級ワイン!ロマネコンティとはどんなお酒?
ロマネコンティとは?
ワイン愛好家達の憧れのワイン「ロマネコンティ」は、フランス・ブルゴーニュ地方にあるヴォーヌロマネという小さな村の一角にある「ロマネコンティ」という名前の特級畑の葡萄から作られています。
畑の面積はわずか1.8ヘクタール。ボルドーの有名ワインの特級畑が1.5ヘクタール以上あることを考えると、ワインの世界では、まるで猫の額のような小ささ。
小さい畑は多社で分割されることはなく、持ち主はドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ(DRC社)一社のみ。生産数は多い年でも6,000本程度。
「小さな特級畑でほんの少しだけ作られている貴重なワイン」を欲しがる愛好家は後を絶たず、そのため値段は現地フランスでも1本100万円以上は当たり前。世界でもっとも高級なワインと言われています。
ロマネコンティの味わい
ベリー系のやや酸味が感じられるフルーティーな味わいを持ち、タンニンが少なく飲みやすく、エレガントな味わいのワインを生み出すピノ・ノワールというブドウ品種から作られてるロマネコンティ。
飲み口がやわらかく、口全体を包み込むようなまろやかさがあり、余韻も永遠に続き、口の中で完璧なバランスをとってくれる「奇跡のワイン」とも言われています。
なぜ高い?ロマネコンティが高くなる3つの理由
1. 超少量生産で希少性が高い
ロマネコンティの畑は1.8ヘクタールにも及ばない小ささ。その畑の特徴は両隣の畑と同じ、ブルゴーニュ地方の特徴ともいえる石灰岩質ですが、ただ、なぜかこのロマネコンティの畑だけ粘土質が多いこと。
石灰岩だけでは良いピノノワールは育たないため、多少の粘土も重要になり、それでロマネコンティの畑からのみ、最高品質のワインが生まれると言われています。
畑は小さいので生産できるワインの数も限られ、多い年でもわずか6,000本。それを世界のワイン愛好家達が買い求めるので、需要と供給のバランスから当然のように値段は高くなります。
2. 高い人気とブランド力
畑の持ち主はドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ(DRC社)一社のみ。つまりロマネコンティという名のワインはDRC社のみが生産しています。
そしてDRC社はロマネコンティの味わいを最高にするために常に努力。王座にあぐらをかくことなく、例えば有機栽培にくわえて天体の動きにも合わせ、少し変わった調合剤の肥料も撒くなど、まさに手間を惜しまず栽培法が有名。
またピノノワールは非常に繊細なブドウで、苗木選びによってワインの品質が大きく変わるのですが、DRC社には惚れ込んでいるブルゴーニュの苗木屋があり、そこから畑の土壌に最適なピノファンという苗木を購入していて、そうしたこだわりもファンからの信頼を集めているそう。
3. 特定の生産者しか作れない
普通のワインの場合、何十から何百ヘクタール。時には千ヘクタールを越える広さであることが一般的なので、そこには何社もが入り、分け合い競い合って生産をしています。
でもロマネコンティの畑はわずか1.8ヘクタール。数社が入る広さではなく、DRC社一社のみが所有しワインを生産。
社員数もDRC社は通年で20名前後のみ。臨時雇用を増やす収穫期でも50人に満たず、少ない人数で苗木1本1本から大切に育て、最高品質の1本のボトルを生むことに専心している家庭的経営でも知られています。
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