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地ビールって?
地ビールは、全国各地で少量生産されているビールのこと。お土産屋さんや居酒屋さんなどで見かけたことがあるのではないでしょうか。
個性あふれるその仕上がりは、その土地の名産品などがアクセントとして加えられているものも多く、旅先ではぜひ試してみたいもののひとつですよね。
3種類の醸造法
日本のビールの歴史は江戸時代末期にさかのぼり、明治以降からは、全国各地で醸造がはじまりました。
醸造に必要な材料は、モルト(麦芽)、ホップ、酵母、水。ビールは、酵母の種類によって醸造の方法が異なります。時代が進むにしたがって、製造管理がしやすい方法が中心になっていきますが、地ビールは今も主な3つの方法で製造されています。
ではそれぞれの醸造方法をご紹介しましょう。
ラガー
醸造方法の中でもっとも歴史が浅い製造方法です。
0度から15度で発酵することで雑菌の侵入を防ぐことができるため、大量生産に向いています。発酵が進むと酵母がタンクの下に沈んでいくことから下面発酵のビールと分類されることがあります。
エール
ラガーに比べると、歴史が古く、その元は中世にまでさかのぼります。
発酵温度は20度から25度で、数日で発酵します。発酵が進むと酵母がタンクの上に浮いてくることから、上面発酵のビールと分類されることがあります。
自然発酵
ビールの発酵に酵母を使わず、自然の酵母や微生物の働きによって発酵させる方法でビールを醸造していきます。発酵が完了するまでに1年から3年ほどの長期熟成が必要です。
現在ではわずかな種類のビールしかこの方法を採用していません。
主なビールのスタイル
ところでみなさんは、なぜビールの色が琥珀色のものや黄金色のものなど大きく分かれるのかをご存知ですか。実はビールの仕上がりの色の違いは、モルトの焙燥の度合いの違いです。高温で焙燥するほど色が濃くなっていきます。
使う材料の種類やその製造の違い、国や地域によってもそのスタイルがさまざま。スタイルがひとつ違うと、味も大きく変わっていきます。それでは、代表的な種類をご紹介していきましょう。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。
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