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本当においしい羊羹は?名店ってどこ?
羊羹が中国から日本に伝わったのは、鎌倉時代から室町時代といわれています。留学した禅僧が持ち帰ったもので、羊羹の名からもわかるように羊の肉を用いたスープでしたが、禅宗では肉食が禁じられているため、小豆などを用いて作られていました。
日本で作られるようになった羊羹は、当初、小豆を小麦粉や葛粉と蒸す蒸し羊羹。当時砂糖は大変貴重であったため、煉羊羹(れんようかん)が多く食べられるようになったのは、江戸時代中期頃のことといわれています。小豆、寒天、砂糖で作られる煉羊羹は、原料や作り方で味に差が出る菓子。多くの店が独自の味の羊羹を作り出しています。
羊羹の種類は主に3種類
羊羹の分類方法はいくつかあり、一般的には主に3つの種類に分類されます。
煉羊羹
寒天の量が多く、固くねっとりした食感。甘味も強い。餡に寒天を加え練り上げ、羊羹型に入れ固める。
蒸し羊羹
生地を羊羹型に入れ蒸し上げる製法。原料には寒天ではなく、薄力粉や葛粉が使われる。もっちりした食感で甘さは控えめ。
水羊羹
水分が多くなめらかで、さっぱりした甘さ。口どけが良い。寒天液は型に入れ、冷やして固める。
ほかに、芋を原料とした芋ようかん、栗が入った栗羊羹などもよく知られています。
羊羹の賞味期限はどれくらい?
羊羹の賞味期限は、羊羹の種類により異なります。砂糖を多く含み、水分を飛ばしながら作る煉羊羹の賞味期限は1年前後。水羊羹も3・4ヶ月と長めですが、蒸し羊羹の賞味期限は3日~1週間というものがほとんどです。蒸し羊羹には小麦粉などが使われていること、また水分量も多く、栗が入っているものもあるため、賞味期限が短めになります。
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