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生産量世界一!イタリアンワイン
イタリアワインの歴史
ワインが生まれたのは、紀元前8000年頃という説があります。紀元前8000年というのは、日本でいえば縄文時代。そんな昔からワインがあったとは驚きですよね。
イタリアでワインが醸造されるようになったのは、紀元前10世紀頃からと言われています。古代ローマにワイン造りの知識をもたらしたギリシャ人によって、ワインは他国に輸出もおこなわれていました。イタリア半島各地でワインが作られるようになったことから、古代ギリシャ人は「エノトリア・テルス(ワインの大地)」と称えたそうです。
恵まれた土壌
南北に長く伸びた長靴形のイタリア半島は、夏は日ざしが強く乾燥し、冬は適度に雨が降る「地中海性気候」。地中海性気候は、ぶどう栽培の大敵であるカビが発生しにくく、ぶどうが病気になりにくい気候なので、ワイン作りに適しているんです。
そのため、北部の山麓地帯やアドリア海沿岸地帯など、イタリアに20ある州全てでワイン用のぶどうが栽培されるほど、土壌に恵まれています。
イタリアンワインの特徴
使用されるぶどうの品種
イタリアワインでは、トスカーナ地方などで生産される赤ワイン用の「サンジョヴェーゼ」や世界で2番目に多く栽培されている白ワイン用の「トレッビアーノ」など、イタリア土着種のぶどうが多く使われています。また、イタリアでは、毎年のように新しい品種のブドウが生まれていて、イタリア固有のブドウ品種は2,000種類以上にものぼるんですよ♪
イタリアは地域によって気候や製造方法が異なるため、1本1本のワインの味が全く異なります。ぶどうの品種ごとに異なる個性的な味わいが、イタリアワインの特徴です。
3つの格付け方法
イタリアでは「ワイン法」という法律があり、ワインの個性や品質を保つために格付けをおこなっているのが特徴。ワイン法ではそれぞれの格付けに合わせて、ぶどうの産地や品種、製法などを決めています。
格付け1位は「D.O.P.(保護指定原産地呼称ワイン)」。政府から「最高品質」と認定されているワインで、ぶどうの産地やワインの製法が一番厳しく管理されているものと、ぶどうの種類や作り方が一定の基準を満たしているワインが該当します。
格付け2位は「I.G.P.(保護指定地域表示ワイン)」。ひとつの地域のブドウを85%以上使っている地酒が該当し、ラベルに生産地と品種を書くことができます。
格付け3位は「VINO」で、生産地の表示がないテーブルワインが該当します。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。
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