ブドウへのこだわり

シャトーマルゴーに使用されるブドウは、画期的な栽培方法が取られています。マルゴーでは古い伝統を守るばかりではなく、新しい方法もどんどん取り入れてきました。 そのひとつが、1990年代に取り入れられた「セクシャル・コンフュージョン」という手法。これはフェロモンカプセルを樹につけることで寄生虫が増えるのを防ぐ効果があり、マルゴーでは殺虫剤を使うことなくブドウ栽培をすることを可能としています。

ワインの製造方法

シャトー・マルゴーのワイン製造に対するこだわりは、樽にあります。マルゴーではフレンチオーク製の樽を使用しており、専属の樽職人がひとつひとつ作っているんだとか。足りないものはボルドーやコニャックから購入してまで手に入れるんだそう。ワインを樽で熟成させる工程をどれだけ重視しているかがわかりますね。

値段

価格相場

シャトー・マルゴーは最高級ワインです。そのため、価格は数万が基本。ほとんどが3から10万円程度の高価格帯ですが、熟成年数によってはさらに跳ね上がることもあります。 なかなか手が出しにくい高級ワインですが、なかにはお手頃なものも。例えば「シャトー・デュ・テルトル」はマルゴーワインで格付け第5級のワイン。1万円以下なのでリーズナブルです。

高値の理由は?

シャトー・マルゴーがなぜ高値で取り引きされているのか。それは単に名前が有名だから、という理由ではありません。 メドック地区のそれぞれの農園の面積は限られており、どれも広大な土地があるわけではありません。生産量が少なければその分価値は上がりますよね。また、マルゴーワインはブドウの栽培方法、ワインの熟成方法などにいろんなこだわりがあります。ていねいに手をかけて作っているから高値になってしまうのです。

シャトー・マルゴーの販売

当たり年は?ヴィンテージものも

ワインは当たり年によっても価格が異なり、ものによっては希少性からなかなか手に入らないような年もあります。熟成年数も価格を左右します。シャトー・マルゴーは熟成させてこそおいしいといわれるワインなので、ヴィンテージものは高値で取り引きされています。 有名な当たり年は1995、1996年です。この2年はブドウ栽培に適した天候に恵まれたため、優れたワインを作ることができたといいます。 ちなみに、いいワインが作られた年を「ヴィンテージイヤー」と呼びます。この場合のヴィンテージとは、熟成の如何に関わりません。これを目安にワインを探してみると、おいしい優れたワインに出会えるかもしれませんね。

購入方法

シャトー・マルゴーは、細かな銘柄にこだわらなければどこでも購入することができます。ワインを幅広く扱っているお店に行けば置いてあるでしょう。 シャトー・マルゴーのなかでもほしい銘柄が決まっている場合はネット通販がおすすめです。Amazon、楽天といった大手ECサイトを始め、ワイン販売専門店のネットショップなどで購入することができます。
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