その他にもたくさん!代表的なよくある紅茶は?

ご紹介した3つの紅茶以外にも、たくさんの種類があります。たとえば、アッサムは、北東インドが産地です。味の特徴としては、コクのある強い味わいがあって、芳醇な香りが楽しめるので、ミルクティーにしても、しっかりと紅茶の味を感じます。 ちなみに、セイロンティーとはスリランカのセイロン地域で生産される紅茶の総称で、先程ご紹介した「ウバ」や「ディンブラ」が含まれます。

アールグレイはフレーバーティーの一種なんです!

「アールグレイ」という紅茶もよく見かけますよね。紅茶の茶葉の種類のようですが、実は実はフレーバーティーの一種で、茶葉の種類の名称ではないんです。 詳しく言うと、アールグレイは、ダージリン、キームン、ディンブラなどの紅茶の茶葉の種類ではなく、ピーチティー、アップルティーのようなフレーバーティーの名前と言うことです。 アールグレイは、ベルガモットのフレーバーをつけた紅茶のこと。ダージリンにベルガモットのフレーバーを付けたダージリンベースのアールグレイや、キームンの茶葉にベルガモットのフレーバーを付けたキームンベースのアールグレイなどがあります。

選ぶときに参考に!等級区分についても覚えておこう!

紅茶のパッケージに「BOP」や「OP」などの表示を見たことがありますか?これは紅茶のグレードを示すものなんです。等級区分の仕方は生産国・生産地ごとに異なりますが、紅茶の等級は、紅茶葉のサイズや形状を表すものです。大まかな等級を理解しておくと、紅茶を購入するときに、どんな紅茶なのかを判断できるのでおすすめですよ!

OP(オレンジ・ペコー)

OP(オレンジ・ペコー)は細長く、撚りのかかった大型の茶葉のことです。茶葉の長さが7mmから11mmのものが多く、橙黄色の芯芽(ティップ)を含むこともあります。紅茶の色は、水色でうすいものが多く、香味が強いのが特徴です。

BOP(ブロークン・オレンジ・ペコー)

BOP(ブロークン・オレンジ・ペコー)は、先程ご紹介したOP(オレンジ・ペコー)を揉捻するときにカットしたもので、サイズは2mmから4mmのものです。芯芽を含む上級品が多く、市販品の多くはこのタイプです。水色はOPよりもやや濃いものが多く、コクがあり、香りに優れています。

BOPF(BOPファニングス)

BOPF(BOPファニングス)は、BOPよりも小型の1mmから2mmくらいの茶葉のことです。BOPより香りも水色も濃く出るので、上級品のティーバッグに使われることが多くあります。また、ブレンドにも多用される上級品です。
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