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大人気の焼酎「獺祭」とは
日本酒にあまり詳しくない方でも「獺祭(だっさい)」という名は聞いたことがある、という方は多いかもしれません。
なぜこんなにも人気なのかというと、ひとつは「飲みやすさ」。獺祭をきっかけに日本酒にハマった方もたくさんいると思います。そのコスパのよさも注目を集めるきっかけになりました。味わいや価格から口コミからじわじわと広がり、知名度が上がったことでさらに人気を高めたと言われています。
産地は?旭酒造株式会社とは?
獺祭を製造しているのは、「旭酒造株式会社」という酒造です。旭酒造は、山口県岩国市に位置しています。昭和23年に設立された、歴史ある酒造です。かつてはいろいろな種類の日本酒を作っていましたが、現在は獺祭のみを製造しています。
「お金をかけずに酔うためのリーズナブルなお酒ではなく、味わうためのお酒をつくりたい」と、三代目から方針をかえたことをきっかけにこだわりの獺祭づくりがはじまりました。じわじわと口コミで獺祭のおいしさが広まり、現在は日本にとどまらず世界中から注目される日本酒になっています。
獺祭の味・飲み方
獺祭はお米の磨き具合によって種類が分かれますが、どれも飲みやすいのが特徴です。ワインのように香り高く、しっかりコクがありつつも、スッキリとした飲み口。日本酒に抵抗がある方にも、一度飲んでいただきたいお酒です。
獺祭は、冷蔵庫から出して10分ほど置いたくらいが飲み頃です。温度でいうと10~12℃。常温で飲むのもまた、香りと甘みのバランスが絶妙なので、冷蔵庫から出して徐々に温度をあげながら、香りと味の変化を楽しむのがオススメです。
おいしさの秘密
素材と麹作りのこだわり
獺祭は「山田錦」という酒米のみで作られています。山田錦は酒米の王様とも呼ばれる、有名なお米。この山田錦を、5割以上も削ることで雑味のない「純米大吟醸」に仕上げています。
旭酒造はこの山田錦のお米づくりから携わっています。というのも、山田錦は栽培が難しいとされているお米で、安定調達が困難なのが悩み。そこで旭酒造と富士通が協働して、山田錦を安定的に調達できるようにプロジェクトを立ち上げたのです。獺祭は、お米からこだわって作られているんですね。
獺祭の製造
獺祭は「洗米、蒸米、麹造り、仕込み、上槽、瓶詰」という工程をへて完成します。お米の水分量や麹の発酵スピード、発酵期間など、おいしい獺祭をつくるために何度も改良を重ねてきました。
もろみと酒を分離する「上槽」という工程で、遠心分離機を導入しているのですが、これは日本ではじめてのことです。それまで酒造業者が避けてきた高価な遠心分離機ですが、おいしさを追求し導入したことが、獺祭の知名度を世に知られるきっかけにもなりました。
度数・カロリー
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。
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