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NY生まれの甘いブドウ!スチューベンの魅力
黒ブドウ種の「スチューベン」は、「ウェイン」と「シェリダン」の掛け合わせによりにアメリカのNYで誕生した品種です。
スチューベンの糖度
1947年に発表された当時、スチューベンは糖度18度というほかの品種にはない強みがあります。一般的なブドウの糖度は12〜14度ほどなので、どれくらい甘いかわかりますよね。
日本に伝えられたのは1952年と言われています。現在ではなんと、糖度20度以上になることもあります。甘みの強いジューシーなブドウとして人気です。
スチューベンは保存がきく!
スチューベンの魅力はやはり甘さです。特に、実よりも皮と実の間がいちばん甘いといわれています。そして、冷蔵保存すれば2か月は貯蔵できることも利点のひとつ。日持ちがいいので市場にも出回りやすい品種といえます。
日本のスチューベンの産地と旬
日本では青森県で多く生産されているスチューベン。収穫時期は8月ごろからですが、貯蔵期間が長いため12月ごろまで出回ります。りんごの貯蔵技術を生かした青森県では、年明けの2月ごろまで出回っていることもあります。
おいしいスチューベンの見分け方
おいしいスチューベンを選ぶなら、皮の色がより黒っぽく濃いものを、そしてハリがあり、白い粉をふいているものをおすすめします。黒ブドウ種の場合だいたいどれもこれと同じ方法で見分けられますね。
見落としがちですが、軸が青々として新鮮なものを選ぶようにしましょう。そこに鮮度が表れます。
スチューベンの食べ方
まずは基本的な、そのまま食べる方法について紹介します。スチューベンは粒が小ぶりですが、皮は硬めなので一緒に食べません。
この皮と実の間が特別甘いので、先に手で皮を剥いてしまうといちばんおいしいところを捨ててしまうことになってしまいます。おすすめは、皮ごと口に含んで実を絞り出すように食べ、皮の内側の実を余すことなく食べるようにすること。種の周辺は酸味が強いので、気になるようでしたら種は取り除いて食べてください。
スチューベンは、ものによっては糖度20度以上にもなる品種。香りはあまりなく、はちみつのような甘さを存分に味わえるブドウです。まずはその甘さをそのまま食べて楽しみ、たくさん余るようでしたら加工してみてください。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。
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