ライター : dressing

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次世代スイーツ「バブカ」で人気を博するのは、自然派にこだわるベーカリー

「BABKA(バブカ)」をご存知だろうか。ポーランド語で「おばあさん」を意味する言葉だが、ベーカリーで「バブカ」といえば、中に甘いチョコレート味のペーストが巻き込まれたローフ状のロールパンを指す。食事で食べるというより、おやつとして食べるパンだ。スーパーマーケットやグルメストアでも見かけることがあるが、「バブカ」ならここ! というベーカリーがある。それが『ブレッズベーカリー』。商品名は「BREADS BABKA(ブレッズ・バブカ)」。この名称で商標登録までしている。
『ブレッズベーカリー』は2013年、ユニオンスクエアのそばにオープンした。伝統的な手法でつくるハンドメイドのパンで、可能な限りで自然な材料やオーガニックの食材を使うことをウリにしている。鮮度を維持するために、1日分を少量ずつつくることがモットー。人気が高い商品だと、店に行ったら売り切れていてガッカリ…ということがありがちだが、ここでは1日中「ブレッズ・バブカ」を買うことができるようになっている。

特に人気の高いメニューは「チョコレートバブカ」

「ブレッズ・バブカ」は「チョコレートバブカ」と「シナモンバブカ」があり、どちらもベストセラーだが、どちらかというと、「チョコレートバブカ」(写真上)の方が人気が高いという。「チョコレートバブカ」は、ニューヨークの情報誌『ニューヨークマガジン』で「ベスト・オブ・ニューヨーク・チョコレート・バブカ」に選ばれたこともある。バターをはさみながら何重にも重ねたドゥ(生地)に、「Nutella(ヌテラ)」とチョコレートチップを散らし、それをこんがりと焼いている。「ヌテラ」は、イタリアの『フェレロ』社が販売している、ヘーゼルナッツとココアなどを混ぜたチョコレートクリームだ。大衆に非常によく知られたブランドで、スーパーマーケットで売られている他、レストランのデザートでも使われていることがある。 「チョコレートバブカ」は1日に何度も少量ずつつくられるので、ちょうど焼き立てが出てきたときは、多くの手が伸びてすぐに売れていく。

ユダヤ系のお菓子「ルガラック」や、編みパン「ハラー」も必食

「ブレッズ・バブカ」以外で人気があるのは、「Rugelach(ルゴラ)」(写真上)。練パイ生地を巻き込んだ小さなパイのような、ユダヤのお菓子だ。これにも「ヌテラ」が使われている。3~4口くらいで食べられてしまう大きさだ。 ユダヤの編みパン「ハラー」も売れ筋のひとつ。
シンプルな「ハラー」もあるが、白と黒のゴマ、ナイジェラシード、ポピーシード、ヒマワリの種、カボチャの種がびっしりと乗った「Festive Challah(フェスティブ・ハラー)」(写真上)が特徴的で人気がある。『ブレッズベーカリー』はフランスやデンマークのパンも売っているが、ユダヤ系のパンの人気が高い。 奥にはシーティングエリアがあり、いつも多くのニューヨーカーが飲食を楽しんでいる。キッチンでは、パンの作り方教室も開催されている。『ブレッズベーカリー』は、ユニオンスクエア店以外にブライアントパークとリンカーンセンターの近くにも支店があり、現在3店舗展開している。
【メニュー】 BREADS BAKERY BABKA(ブレッズベーカリー・バブカ) $14.95 (2個で$22.00) Rugelach(ルゴラ)2個で$4.00、5個で$9.00、12個で$18.00 Festive Challah(フェスティブ・ハラー) $9.95

BREADS BAKERY(ブレッズベーカリー) IN UNION SQUARE

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