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厳しい条件をクリアした宮崎牛の魅力
宮崎牛のはじまりと歴史
宮崎では昔から食肉牛にする仔牛の生産が盛んで、他府県に銘柄牛の素牛として出荷していました。良質な肉質を持つ素牛を保有することから、自らの銘柄牛を肥育しようとする機運が生まれたのがはじまりです。
肥育から食肉処理までのシステムを構築したのが1970年代はじめで、宮崎牛としてブランド化されてからはすでに30年以上が経過します。
宮崎牛の肉質とその味わい
宮崎牛のおいしさの秘密は、きめ細かな肉質とサシ(霜降り)のよさにあり、特に赤身部位を見れば歴然です。赤身でありながらも、全体に細かくてきれいなサシが散りばめられたように入っています。
このサシにはオレイン酸が多く含まれ、融点が低いため口どけのよい味わいが特徴です。ほどよいしまりの赤身でありながらも、やわらかな食感となめらかな舌ざわり、オレイン酸特有の芳香と濃厚なうま味が口のなかいっぱいに広がります。
宮崎牛の定義と宮崎和牛との違い
「みやざきぎゅう」「みやざきうし」として商標登録されている宮崎牛には厳密な定義があります。まずは宮崎産の黒毛和牛であることが大前提。和牛のなかでも世界一といわれる黒毛和牛でなければいけません。
そのうえで食肉の流通規格である肉質等級の4項目において、すべてに5段階評価の4以上である必要があります。これらの条件をクリアしたものだけが宮崎牛を名乗れるのです。これ以外の宮崎和牛や宮崎産牛は別物となります。
宮崎牛をおいしく食べる調理法
焼き肉で食べる
せっかくの宮崎牛ですから、家族そろって焼き肉でいただくのが一番ですよね。そうはいっても家庭にあるホットプレートで焼き肉はおいしくありません。七輪で網焼きすれば最高ですが、煙のすごさや後片付けがたいへんですね。
そんなときは焼肉専用のカセットコンロがあれば便利ですので、できれば購入しておくことをおすすめします。もちろん煙は出ますが七輪ほどではありませんので、窓を開けっぱなしにしたり、ベランダでするなど工夫するとおいしくいただけますよ♪
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