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台湾茶の種類と特徴
そもそも中国の福建省からチャノキが持ち込まれたのがきっかけで発展した台湾茶。台湾茶の特徴は発酵度合にあります。日本で主に飲まれているのは全く発酵させない不発酵茶(緑茶)です。実はお茶を完全に発酵させると紅茶になります。
緑茶と紅茶の中間で止める半発酵茶もあります。また、さらに菊や金木犀、ジャスミンなどを乾燥させてお湯を入れることで花開く花茶も台湾茶の中ではオーソドックスなものになっています。
台湾茶の多くは「半発酵茶」
台湾茶には4つのジャンルがあると伝えましたが、一番オーソドックスなのは実はウーロン茶に近い半発酵茶。発酵度が低いものほど味や香りが爽やかで緑茶に近い風に見、茶葉の色は緑色に近くなります。
発酵度が高くなればなるほど風味が濃厚で甘くなり、茶葉も赤くなります。
台湾茶のおいしい淹れ方
台湾茶器「蓋椀」を使って
読んで字のごとく蓋が付いているお茶を飲むためのお椀です。「がいわん」と読みます。基本的には茶托も含めた3種類の事を纏めて「蓋椀」といいます。歴史的に蓋を天、お椀を人、茶托を地に見立てており、片手に乗る茶器に世界全体を見渡すという思想が込められています。
唐の時代に茶托に当たるものが出来、それが蓋碗として発展して行ったと言われています。蓋碗の他にも茶壺を使ったお茶の淹れ方もあります。
蓋碗での台湾茶の淹れ方
1. まずは使用する茶器を全てお湯で温めます。蓋碗も、湯呑みも、全てです。湯呑みのお湯はお茶を注ぐ直前まで入れておくと更においしく台湾茶が楽しめます。
2. 茶葉を入れます。茶葉をたっぷり使用して蒸らし時間を短めにして淹れていくのが台湾茶をおいしく飲むコツ。茶碗の大きさにもよりますが、茶葉は軽いのでお湯の1/4ほどの茶葉を利用します。
3. 蓋碗に付属している蓋をして蒸らしていきます。時間としては2から3分で、浮かんでいた茶葉がある程度沈んでいくのが目安です。
蓋で茶葉をよけながら、蓋を茶葉が通らない程度ずらしてから小さな湯呑に注ぎ、分けて台湾茶を楽しみます。
台湾茶にも使える!「茶壺」を使う
台湾の観光地などで良く見るのがこの茶壺を使用した淹れ方ではないでしょうか。ポットの上からお湯を注ぎ、常にお茶の温度を熱くキープするだけでなく見た目もダイナミックで目を惹かれる淹れ方です。
お茶の温度を熱くキープするというのは実は重要な事で、台湾茶などと言った半発酵茶葉の独特の香りや成分は高温でなくては大きく引き出すことが出来ないのです。
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