ライター : aaaharp

電子レンジには寿命がある?

大切に使っていても、機械はいつか使えなくなってしまいます。徐々に調子が悪くなる、突然動かなくなるなど「壊れる」サインはさまざまですが、できれば早めに察知して買い替える準備をしておきたいものです。 電子レンジも例にもれず、大切に使っていたとしても寿命はあります。電子レンジのような日常的に使用する家電が急に使えなくなると食事の準備も大変になるので、寿命のサインを知っておき、その日に備えましょう。

電子レンジの寿命は何年くらい?

では、電子レンジの寿命は何年なのかといわれると、はっきりとした期間を答えることはできません。電子レンジの性能や使い方によっても異なるからです。世間一般では5年が限度という話も聞きますが、10年、20年はもつという意見もあります。 あえて、比較的確かな目安として示すことができるとすれば、電子レンジに使われているマグネトロンという真空管の作動時間を挙げることができます。マグネトロンの総作動時間はおよそ2000時間とされており、これを年数に換算してみると、毎日ハードに使ったとしてもだいたい10年ほどはもつことになります。 電子レンジの寿命はおよそ10年といっていいでしょう。

電子レンジの買い替え時について

電源が入らない

寿命の目安の如何に関わらず、物理的に買い替えるしかない状況をいくつか紹介します。まずは、電子レンジの電源が入らないことです。プラグを抜き差ししたり、電子レンジのドアを開け閉めしたりするとちゃんと作動することもありますが、どうしてもモニター表示がつかない場合は壊れています。 原因としては、ヒューズが切れていることなどが考えられますが、修理にはだいたい1から3万ほどかかります。ここで修理に出すか買い替えるかは自由ですが、購入してから年数が経っていれば、これから温まりにくくなることも考えられます。買い替え時だと判断しましょう。

ボタンがきかない

次に、電子レンジのボタンを押しても全く反応しない場合です。これも、一度プラグを抜いてまた差し、反応するかどうかチェックしてみましょう。また、レンジのドアが閉まっているかどうかも確認しましょう。 それでも反応しない場合は胡椒です。原因としては接触不良などが考えられます。修理に出せば元通り使うことができるので、購入してからまだ日が浅い、保証年数内である場合は修理に出しましょう。これもやはり、年数がかなりたっている場合は寿命のサインだと判断し、買い替えるようにしましょう。

うまく温まらない

電子レンジが作動しても、食べ物がしっかり温まらなくなった場合、マグネトロンやインバーターの劣化、故障が考えられます。最初に説明したとおり、マグネトロンは電子レンジの寿命を左右する部品です。これらがうまく機能しなくなったのであれば、それは寿命が近づいてきたのだと判断していいでしょう。 部品を交換して修理する手もありますが、これらの部品は高価で修理代もかなりかかることが予想されます。もともと寿命が迫っていたものなので、買い替えるのが賢明です。
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