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良縁を招くはまぐり形<笹屋伊織>
この記事は、三越伊勢丹が運営する、食メディア「FOODIE」の提供でお送りします。
享保元年(1716年)に京都で暖簾をかかげ、京都御所や寺社仏閣、茶道のお家元へ献上するお菓子を請け負っていたという歴史ある老舗<笹屋伊織>。その「草餅」の形は、はまぐり型。二枚の殻がぴったりと重なることから「夫婦円満」を象徴し、桃の節句に食べると良縁を招くとされています。
餅には、東北産の生よもぎをふんだんに使用。弾力があり、歯切れの良い餅にかぶりつくと、中には上品な甘みの粒あんが。深煎りきなこの香ばしさもアクセントになっています。
ういろう生地のあっさりした味わい<京菓匠 鶴屋吉信>
最高の素材にこだわる京都の老舗<京菓匠 鶴屋吉信>。創業時から伝わる「ヨキモノヲツクル為ニ材料、手間ヒマヲ惜シマヌ事」という家訓に従い、一品一品を丁寧に作り上げています。
そんな<京菓匠 鶴屋吉信>の「草餅」は、小判型。餅の生地をういろうで作ることで、歯切れの良さとやわらかさを兼ね備えた食感に仕上げています。中には甘さ控えめの粒あんがぎっしり。
四国産のよもぎを練り込んだういろう生地のあっさりとした味わいと、上品な粒あんが、雅やかに調和しています。
洗練された美しさと味わい<鈴懸>
福岡県・博多に本店を構え、モダンなテイストを取り入れた美しい和菓子が人気の<鈴懸>。その「蓬乃餡餅(よもぎのあんもち)」は、深い緑色が印象的な大福型で、シンプルで洗練されたデザインです。
先代からの製法を受け継ぎ、毎朝杵でついた餅を使用しているこちらの草餅。山形県産の香り高いよもぎを使用し、粒あんはその風味を邪魔しない程度にほんのりと甘く炊き上げています。つきたてのお餅の弾力、香り、甘さのバランスが絶妙で、少し炙って食べるのもおすすめです。
あん入りとあんなしがセットに<鈴木製菓>
<鈴木製菓>「志゛満ん草餅」は、東京都・墨田区向島で誕生。創業から110年以上にわたり、国内産のよもぎを使用することにこだわり続けています。
あん入りとあんなしの2種類がセットとなっているため、ひと箱で異なる味わいが楽しめます。あん入りは、よもぎのしっかりとした風味に負けない甘みのあるこしあんを包み込んだもの。あんなしは、くぼみに白蜜を入れ、きなこをまぶしていただきます。
商品名の「志゛満ん」とは「自慢」を意味しますが、うぬぼれではなく、どこに出しても誇れる草餅を作るという『志』が込められているそう。草餅ひと筋の老舗の強い想いと技術を堪能できる逸品です。
羽二重餅のコシとやわらかさ <叶 匠壽庵>
生産者とともに、菓子一つひとつに合う素材を吟味し、自らの農園も構えるほど素材にこだわりを見せる<叶 匠壽庵>。「草の餅」は、やわらかくもコシがある近江羽二重の餅に、宮城県蔵王で収穫されたよもぎを練り込んでいます。
ぽってりと愛らしい形の餅の中には、主張しすぎない甘さの粒あんが。そのまま食べてよもぎの香りを存分に楽しむのはもちろん、付属の黒豆きな粉をお好みでかければひとつで二度楽しめます。
粒あんをたっぷり乗せたい <髙木屋老舗>
東京都・葛飾区柴又に本店を構える<髙木屋老舗>は、映画『男はつらいよ』とも深い縁を持つ名店。
そんな<髙木屋老舗>の「草だんご」は、餅とあんが分かれているのが特徴。たっぷりの粒あんを、だんごに好きなだけ乗せて食べることができます。
餅には茨城県産のコシヒカリを使用。使う分だけその日に製粉する「生新粉」が、もちもちとした食感を実現。よもぎは茨城県・筑波山麓で栽培している新芽のみを使用、粒あんは創業以来小豆と砂糖の量を変えずに作り続けているというこだわりです。
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