ライター : uni0426

苦みが最大の特徴!IPAとは?

IPA(アイピーエー)という名前を聞いたことがありますか?広く言うとビールの一種で、「インディア ペールエール」の略称です。近年バーを中心にその人気が広まり、その味わいにハマッてしまうビール愛好家が多数いるのだとか。 そんなIPAは一体どんな飲み物で、他のビールとはどう違うのでしょうか。そしてビール愛好家が好んで飲むそのお味とは?今回はやみつきになるIPAの正体を徹底研究。通販で買えるオススメIPAもご紹介しますよ。

IPAって何?

ペールエールの一種!

IPAはインディア ペールエールという名が示す通り、ペールエールの一種。ペールエールというのもビールの種類なんですよ。大量生産ではなく職人が小規模で生産する、クラフトビールの製造方法として多く使用される上面発酵という製造方法を取っているのがペールエールです。IPAの位置づけは、ビールの一種であるペールエールの中の一種、と言って間違いありません。 17世紀ごろから作られ、18世紀にはイギリスでは代表的なビールとなりました。当時ビールは一般的に黒い色をしていたものに対し、淡い(pale)色であることから、ペールエールという名前がついたんです。

IPAは祖国を恋しがるイギリス人のために作られた味

18世紀のイギリスでは主流となったペールエール。当時イギリスの植民地であったインドに滞在するイギリス人は、その味わいを恋しがったと言います。そこで彼らにもペールエールの味わいを届けようと醸造されたのが、IPAというわけなんです。 遠く離れたイギリスから海上輸送をする際に、腐敗したりなど通常のペールエールでは品質を保つのが難しいと考えられ、防腐剤の役割として大量のホップを使用して作られました。その醸造方が独特の味を生み、インドだけでなくイギリス本国でも楽しまれるようになり、世界中に広まっていったんですね。

気になるIPAの味わいは?

IPAの最大の特徴と言えば、強烈な苦み。飲んだ瞬間にガツンとくる苦みは、通常のペールエールよりも多量のホップを使用するために生まれたものなんです。また、香りもかなり強いのが特徴。近年は飲みやすさを重視して醸造されたビールも多くありますが、本来のビールの味である苦みが好きな人には少々物足りないこともあるかもしれません。そんなビール好きの人たちに、IPAのその強烈な個性が愛されています。 飲み始めるとその苦みや香りがクセになり、今やIPAでないとビールを飲んだ気にならない!という人も。日本でもバーなどに出回り始め、人気がじわじわと出てきているんですよ。 IPAの中でも、さらに多量のホップを使用して作るものは「インペリアル インディア ペールエール」と呼ばれ、IIPA、Iがふたつ連なることからWIPAと呼ばれます。IPAよりもさらに強烈な味に仕上がっているんですよ。

アルコール度数はビールにしては高め

ペールエールを含む、ビールのアルコール度数は4〜5%のものが多いようです。そんな中、IPAのアルコール度数は5〜7.5%と高め。これは醸造の際に使用するホップの量がビールや通常のペールエールよりも多いため、発酵の際に生まれるアルコールの量も多くなるのです。
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