ライター : pomipomi

webライター / 料理研究家

シャルトリューズって知ってる?

みなさんはシャルトリューズという名前のお酒を見聞きしたことはありますか?実際に飲んだことはなくても、お酒が好き方なら存在くらいはご存知かもしれません。 シャルトリューズはフランスに古くから伝わるリキュールなのですが、その歴史や製法は今もなお謎に包まれていてとても神秘的なんです。日本では一部の愛好家がオーダーするくらいで、そこまでメジャーなお酒とは言い難いでしょう。 今回は、そんなシャルトリューズにズームイン。種類や飲み方も含めて詳しくご紹介しちゃいます。

シャルトリューズってどんなお酒?

シャルトリューズとは、簡単に言うとブランデーベースの薬草リキュールです。フランスの修道院で作られている歴史のある銘酒なんですよ。 諸説ありますが、もともとは不老不死の薬酒として1600年ごろに作られたとか。ブランデーをベースに、砂糖や130種のハーブでできており、樽で熟成しているみたいですが、詳しい製法については明らかにされていません。 気になるその味ですが、糖分が添加されているので甘いのが特徴的。ハーブのエッセンスが凝縮された奥深さの中に、鼻に抜けるスパイシーさがプラスされ、一度飲むとなんともクセになる味わいです。

シャルトリューズの種類

シャルトリューズには大きく分けて「ヴェール」と「ジョーヌ」の2種類があります。それらの違いをご説明するとともに、ワンランク上の「VEP」や、より原型に近い「エリクシル・ヴェジェタル」についてもご紹介しましょう。

ヴェール

ヴェールは、ミントのような味わいでハーブの香りが豊かです。スパイシーさもあわせ持ち、アルコール度数は55度となかなか高め。緑色のリキュールで、瓶には緑色のラベルが貼られていることから、「ヴェール」ではなく「シャルトリューズのグリーン」と称することもあります。

ジョーヌ

ジョーヌは、はちみつの甘味が強くまろやかな味わいです。ヴェールほど強くはありませんが、こちらもアルコール度数は高めで40度。イエローカラーの印象が強いので、バーで注文するときは「ジョーヌ」ではなく「シャトリューズのイエロー」でも大丈夫です。

VEP

シャルトリューズには、ヴェール、ジョーヌともにワンランク上の種類があり「VEP」と呼ばれています。通常は最低でも3年熟成させて作るのですが、こちらは12年以上と、大変手間ひまのかかる高級品です。度数は、ヴェールVEPが54度、ジョーヌVEPが42度です。
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