ライター : pomipomi

webライター / 料理研究家

究極の逸品!エシレバターって?

一流料理人がこよなく愛する究極の逸品「エシレバター」。みなさんも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか? エシレバターは、フランス中西部のエシレ村で1894年から作られている発酵バターで、今もなお昔から伝わる製法で変わらぬ味を守り続けています。 多くの万国博覧会でも何度も受賞を重ねており、フランス政府からはAOP認定(原産地名称保護)を受けている数少ないバターのひとつです。世界中の三ッ星シェフやパティシエ、グルメ家が愛用する極上のひと品ということで、近年注目を浴びています。

伝統を守るこだわり製法

エシレバターの原料となる牛乳は、バター工房から半径30km以内にある酪農家のものだけを使用しています。この土地は、石灰分の多い土壌や温暖な気候に恵まれており、その牧草を食べて育った牛たちからは、乳脂肪分の多い最高のお乳がとれるそうです。 さらに一頭あたりの最低限の牧草地の面積も決まっており、乳牛の育成に関しても細かな規定が設けられています。搾りたての牛乳は24時間以内にバターへと加工され、それらの決まり事が、エシレバターのクオリティの原点となっているそうです。
工房に届いたフレッシュな牛乳は、殺菌・発酵の過程を経てから、木製のチャーン(攪拌機)の中でバターに練り上げられていきます。現代ではステンレス製の撹拌機が主流となっていますが、エシレが木製のチャーンにこだわるのは、木の持つ自然の力が、口あたりの滑らかなバターを生み出してくれるという深い理由があるからなんだそうです。
クリーミーな口あたりが自慢のエシレバターは、ヨーグルトのような軽い酸味と芳醇な香りが持ち味となっています。 実際に食べた方の感想を覗いてみると、「一度使ったらほかのバターは使えなくなるくらいおいしい」とか、「どんなパンでもこのバターを塗るだけで、味が格段にアップする」などというコメントばかりでした。 口の中に広がるミルクの風味が、食べれば食べるほどクセになる味わいだそうで、コクがあるのにしつこくなく、後味もすっきりとしているのが特徴のようです。

公式おすすめ!エシレバターの食べ方

エシレの公式サイトでもおすすめしている、エシレバターのおいしい食べ方についてご紹介したいと思います。パンに塗るだけではなく、お料理やお菓子作りにもどんどん活用して、エシレバターの風味やコクを思う存分堪能しちゃいましょう♩

1. 定番!パンケーキやフレンチトーストで

エシレバターをたっぷりと使って、おいしいパンケーキやフレンチトーストを焼いてみませんか?お店で食べるものに負けないほどのリッチな味に仕上がるので、これからはわざわざ専門店に行って行列に並ぶ必要もなくなってしまうかも⁉焼いている最中のバターの芳醇な香りもお楽しみポイントのひとつです。

2. 風味UP♩オムレツやソテーに

エシレバターの風味をとことん楽しむには、オムレツやソテーなど、シンプルなフライパン料理に使用するのがGOODです。ひとかけらのバターでいつものメニューがとびきりの味わいに大変身!魚のムニエルや牛肉のステーキ、あさりの酒蒸しなど、仕上げの風味づけにもぜひどうぞ。

3. 煮込み料理でコクを楽しむ

カレーやシチューなどの煮込み料理にもエシレバターは大活躍です。隠し味にほんの少しバターをプラスするだけで、短い煮込み時間でも、一日寝かせたかのような奥深い味わいを実現できてしまいます。コクや旨みが一段と際立ち、仕上がりもワンランクアップ!デミグラスソースやホワイトソースだってお手の物です。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ