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辛さは万国共通
たまに食べたくなる辛ーい料理。発汗作用、カプサイシンの美容効果などから、辛い料理が好きな女性やマイ七味を持参してる方もいるのでは?韓国料理や四川料理、タイやインド、そしてメキシコ料理など世界中どこに行っても辛い料理が存在します。こうして考えてみると、辛いという感覚は万国共通のようですね。
辛い料理を食べて「辛い」といいたいとき、英語ではなんというのでしょうか?中学校で習ったんだからそのくらいわかるよ、と思った方も多いはず。ですが、この「辛い」という意味を現す英語、じつはあまり一般的には知られていないおもしろい事実があったんです!
辛いの英語はふたつある
「辛い」を意味する英語。私の記憶が正しければ、確か学生時代に使っていた教科書では「hot」と書かれていたはず。ところが、レストランのやカフェのメニューには「spicy」と書かれているケースが多々あります。特に、カレー専門店やエスニック料理店で見かける場合がほとんど。
この「hot」と「spicy」、どちらも辛いという意味があることに間違いはないようです。ですが、じつはこのふたつの言葉にはニュアンス的な違いがあるのをご存じでしたか?
辛い食べ物が大好きな方は必見!より正確にどのような辛さなのかを伝えるにはどうすればいいのか、それぞれどんな場面で使えば適切なのか。「hot」と「spicy」の使い方についてみていきましょう。
そもそも「辛い」ってどんな感覚?
そもそも「辛い」という感覚は味覚ではないんですよ。味の基本は、甘い・酸っぱい・苦い・塩辛い、の4種類と言われているそうです。それなのに私たちは、基本で味覚に含まれていない「辛い」という感覚を知っています。これが味覚でなないのだとしたら、私たちはどのように感じ取っているのでしょう。
味わいには感覚細胞も大きく関わり、食べ物が口の中に触れた感覚や、痛み、温度変化に反応します。辛みは、こうした痛覚や温覚でとらえられているんだそうです。確かに辛い物を口に入れると刺激され、痛みや熱さを感じます。味覚だけでなく、五感をつかって私たちは辛さを味わっているんですね。
辛いという感覚がわかったところで、「hot」と「spicy」の違いについて詳しくみていきましょう。
「hot」について
まずは「hot」についてですが、ヒリヒリ・ピリピリ感じるときに使われるようです。たとえば、「This curry is hot.(このカレーは辛い)」 といった感じに、欧米にいては食べて舌や体が熱くなるときに「hot」と表現するみたい。
ただこの言葉、魅力的な異性に対して「She(He) is hot(彼女(彼)はとってもイケてる)」みたいな意味で使われる場合もあるので、連呼のしすぎに使い方にご注意ください。
「hot」と表現される食べ物、調味料
・hot pot
まずひとつめは火鍋。中国や台湾、シンガポールで幅広く食べられているこの火鍋は、唐辛子や山椒などの香辛料をたくさん入れて味付けした真っ赤なスープを煮立て、そこに肉、野菜、麩などの食材をたっぷり入れて食べる料理のことです。
辛くない白い白湯スープと、半分に区切って提供されるお店も多いようです。この真っ赤なスープはまさに、口の中がひりひり痛く熱くなる辛さ!食べた瞬間、からだの中からポカポカと温まるから、寒い季節にはぴったり。
・ホットソース
唐辛子を原料としたソース、調味料の総称です。ここにはチリソースやタバスコも含まれ、まさに火を噴くようなひりひりとした辛さが特徴。ホットソースによって辛さもずいぶん異なりるので、いろいろ試してあなたのお気に入りのものを見つけてくださいね。
「spicy」について
「spicy」は、香辛料や薬味がピリッときいた料理を食べたときに使われる機会が多いようです。体の内側からメラメラと燃えるような熱さを現す「hot」に比べ、口の中が刺激される感じが近いと思います。
その言葉通り、「スパイスが効いている」と言いたいときに使われます。スパイシーというとき辛い場合もありますが、辛いことよりもスパイスがたくさん使われていると言いたいときに使われるようですね。
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