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桃の名産地
今回ご紹介する「信玄桃」は、山梨のおみやげとして人気の品。商品名は、甲斐の武将、武田信玄の名前と、特産物の桃を合わせた山梨らしいネーミングです。武田信玄と桃に何か関係があっての名前なのかとも思いますが、武将と桃に関する話などからついた名前というわけではないようです。
ぶどうやりんご、すももなど、多くの果物の産地として有名な山梨県ですが、なかでも桃は、出荷量全国1位を誇る、代表的な特産物。
今回は、そんな桃の香りと味を小さめのおまんじゅうにつめこんだ、「信玄桃」をご紹介。甘く芳醇な風味だけでなく、食べる人を楽しませてくれる入れ物にも注目です。
信玄桃の販売元は?
信玄桃の販売元は、「桔梗信玄餅」を作っている「桔梗屋(ききょうや)」。山梨のおみやげといえば、「桔梗信玄餅」を思い出す方も多いのではないでしょうか。みなさんは、桔梗屋の「信玄餅」を食べたことはありますか?
手のひらほどの小さなプラスチック容器に、あふれるほどのきな粉に埋もれて、わらび餅が入った和菓子です。そのまま食べようとすると、かけた黒みつや、きな粉が容器からこぼれてしまうため、上手な食べ方をあれこれ工夫するのが名物にもなっていますよね。
ひとつ数百円で買える「信玄餅」ですが、実は、2012年から2014年まで、モンドセレクション金賞の連続受賞や、全国菓子大博覧会での受賞歴などがある、国内外で好評の銘菓です。赤や藍色の和紙素材でできた巾着は、見ればすぐに桔梗屋の「信玄餅」だとわかるほど特徴的。
印象的な「信玄餅」のパッケージですが、信玄桃のそれは、さらに上をいく、もらってうれしい、ちょっと笑顔になる内容です。
見た目は桃にそっくり
外箱はまるで桃の出荷箱
風情のある和風巾着入りの信玄餅とはうってかわり、「信玄桃」のパッケージは、桃の出荷箱そっくり。遊び心満載の入れものです。外側だけだなく、中もまるで出荷箱そのもの。
外側には、荷造り用のバンドにみたてたリボンがかかり、送り先住所記載欄があるなど、青果店でみかけるものと酷似。中には深緑色の内容器がセットされ、白い紙で丁寧に包まれたおまんじゅうが整然と並べられています。形が崩れる余地もないほど、すきまなく箱に収まった様子は、高級感がいっぱい。
桃?いえ、おまんじゅうです
おまんじゅう自体も、もちろん桃そっくり。表面には、白桃の色とピンクがコントラストをつくり、桃尻と表現される特徴的なくぼみも。触れば、ちくちくとする産毛まで感じるのではと思うほど、リアリティのある見た目です。パッと見ただけでは、本物の桃と間違えてしまう人もきっと多いのでは。
信玄桃の味と食感
「信玄桃」は、小麦粉をベースに作ったおまんじゅう生地の中に、ピーチゼリー入りのあんが入っています。桃風味のゼリーは、つぶつぶとした状態で白あんの中に散らばっていて、食べている最中に、香りがあんの中で弾けます。あんは、ゼリーの酸味と相性のよい、まろやかな白あんを使用。
マーガリンや練乳を使った生地は、焼き菓子のような雰囲気があり、コーヒーや紅茶にも合う、洋風の味わいといえそうです。食べれば、フレッシュな桃の香りが漂い、和菓子が苦手という人にも、おすすめできるお菓子だと思います。
信玄桃の口コミ
食べた人の感想は、見た目のかわいらしさについてが、もっとも多く見受けられます。ビジュアルと珍しさから、ご自宅で賞味した後は、贈り物として改めて利用したり、次に山梨に行った際に、おみやげとして買ったりする方も多いようですよ。
味の評価もよく、老若男女から、また食べたいという感想も。とくに女性や高齢の方には、控えめな甘さやふた口程度で食べられるこぶりなサイズが、好まれている模様。
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