深海からやってきた「燃える氷」が幻想的。記念日にぴったりの次世代キャンドル

深海の水は、火を灯すことができる燃料になるんですが、その見た目は氷そっくり。今回は「燃える氷」の秘密と、その特徴を活かしたおしゃれなキャンドルをご紹介。幻想的なキャンドルは、雰囲気を盛り上げたい時のアイテムにぴったりです。

燃える氷って一体?

水は燃えるって信じられますか?水は燃えるものではなく、火を消すものという認識だと思いますが、深海の環境が整った場所にある水は、火を灯すことのできる燃料に変化するんです。

深海にある「第4の水」

水が燃料になる条件とは、高圧がかかることと低い温度環境。この環境が整うと、水の中にガスが発生します。そのガスを水の分子が包み込んでカゴのような結晶になることを、水のハイドレート化と言うのですが、このハイドレート化した水が、「燃える氷」の元なんです。変化を重ねたこちらの水は、第4の水とも呼ばれています。

「燃える氷」の正体

ハイドレート化した結晶(第4の水)の上に、深海に漂うプランクトンの死骸などが積もり重なって発酵すると、今度はメタンガスが発生します。ハイドレート化した結晶は、さらにメタンガスの分子も包みこみ「メタンハイドレート」と呼ばれる物質に変化。このメタンハイドレートは火を灯すことができる燃料で、見た目は氷にそっく。これが燃える氷の正体なんです。

一見氷のように見える「メタンハイドレート」は触れると冷たいと言いますから、まさに本物の氷のよう。しかし、いざこれを燃やしてみると激しく燃え、後には水しか残らないことから、燃える氷と呼ばれているんですよ。

深海の燃料がキャンドルに

クリスタルな見た目と、燃える特徴を活かして、メタンハイドレートは、おしゃれなキャンドルとして利用されています。 じわじわと人気が出はじめている、注目のインテリア雑貨のようですよ。
生活雑貨や小物を取り扱う「アンバイ(anbuy)」では、「バーニスカン(BURNICE CAN)」という、缶入りのメタンハイドレートを販売。1缶の中には、アイスピックを使って砕いた氷そっくりのメタンハイドレートが4つ入っています。何百とあるメタンハイドレートの中から厳選して4つを選び、よりリアルな氷型のキャンドルを作っているといいます。
水を張ったバーニスカン(BURNICE CAN)に、直接氷型キャンドルを浮かべて使うこともできます。オレンジ色を基調にしたビビッドなデザインは、お部屋のワンポイントとしても、アウトドア用のアイテムとしても映えそうな雰囲気。使用後はリメイクしてインテリア雑貨にも利用できそうですね。
キャンドルを取り出して、好きなグラスや入れ物の中で使うのもとってもおしゃれ。透明な器を使って水に浮かべた氷のキャンドルが灯る様子は、オレンジの炎が際立ってロマッチクですよね。
本物のアイスクラッシュの中にキャンドルを埋めて火をつければ、より幻想的な雰囲気。大切な記念日や、リラックス空間を作りたい時などにいかがでしょう。

いま注目の「メタンハイドレート」

安らぎの時間を与えてくれる氷型キャンドルですが、元となる燃料の「メタンハイドレート」は、ガスや石油に次ぐ第3のエネルギーとして注目されているんだとか。燃料になる際に排出される二酸化炭素の量はガスや石油が排出するエネルギーのおよそ半分と言われ、環境にやさしい点でも注目されている、次世代のクリーンエネルギーだそうですよ。

また、エネルギー資源のほとんどを輸入に頼っている日本にとって、メタンハイドレートの存在は貴重と言われています。しかし、深海に存在するメタンハイドレートの発掘についての課題は多く、燃料としての実用化に向けては、まだまだというところのようですね。
こうしている今も、海の深い場所で作り続けられている燃える氷。深海で発生したエネルギーだと想像すると、なんだか神秘的な気分になりませんか?機会があれば、ぜひご自宅で氷型キャンドルに火を灯してみてくださいね。

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kamomm

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