ライター : macaroni_repro

セカンドワインとはなにか

この記事は、美味しい季節のワインを毎月お届けするワイン定期購入・通販サービス「家ワイン」の提供でお送りします。
セカンド・ワイン(ラベル)とは、厳選されてつくられたファースト・ラベルと同じ生産者からつくられているものの、樹齢の若いワインからつくられたものや醸造初期の熟成段階で選別されたもの、そして特定の区画でつくられたブドウからつくられたワインのことを指します。 セカンドワインで有名なワインは、シャトー・マルゴーのパヴィヨン・ルージュ・ド・シャトー・マルゴーが有名で、ファースト・ラベルのものに比べ格段にお手ごろな価格で手に入れることができるため人気が高い商品です。

サードワインとの出会い

そして、サード・ラベルについては明確な規定がないために2000年代半ばまでは、様々なワインを混ぜたジェネリック・ワインが多く流通して愛好家初心者の頭を悩ませていました。 そんな中、2012年にたまたま立ち寄ったワイン販売も行っているワインバーでシャトー・マルゴーのサード・ワイン(サード・ラベル)があるのだけれど……と、フライヤーをいただいたことがありました。 もう3年以上の前のことでしたが、マルゴーの名前があるワインが1万円を切っていたことに驚きつつも、また次の機会に……と、買わなかったことを後悔したことをふと思い出しました。 調べてみたら、それは2009年がファーストリリースだった紛れもないシャトー・マルゴーのサード・ラベルであるマルゴー・デュ・シャトー・マルゴーでした。

セカンドワインの底上げにより誕生

マルゴー・デュ・シャトー・マルゴーについては97年からサード・ラベル用のブドウが選別をされていたくらいなので粗悪なジェネリック・ワインとは違い、紛れもなくシャトーマルゴーの畑でつくられたブドウが使われており、セカンド・ラベルであるパヴィヨン・ルージュ・ド・シャトー・マルゴーの品質を底上げしたことにより誕生したんだそうです。 いつかシャトー・マルゴーを飲みたいと思っている若い人たちに飲んでほしいという思いが込められてるなんて、とっても素敵ですよね。 初ヴィンテージである2009年のものはメルロー50%、カベルネ・ソーヴィニヨン40%、プティ・ヴェルドが10%の品種比率だそうで、カベルネ・ソーヴィニヨンが8割以上含まれているファースト・ラベルとはどのように違うのか比べてみられてもいいかもしれないですね。

まとめ

2016年現在、このマルゴー・デュ・シャトー・マルゴーは少なくともインターネット上ではどこも売り切れていて入手は困難なようです。レストランでしたら、出されているお店もあるようですね。 ちなみに2009年のものの値段の違いは、ファースト・ラベルが約10万円、セカンド・ラベルが2万円台、サード・ラベルは1万円を切る値段(レストランの販売価格は1万5000円まで)。 ファースト・ラベルにはちょっと手が届かないけれど偉大なるシャトーを感じてみたい、という方はぜひお試しになってみてくださいね。
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