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本当はまだまだあるコーヒーの要素
コーヒーの世界には、コーヒーの品質を鑑定する「コーヒー鑑定士」という仕事があります。 彼らは、ここまで紹介した4大要素だけでなく、コーヒーを鑑定するうえで以下の10項目に沿って判断をしています。
①アロマ ②クリーン ③アシディティ ④ボディ ⑤アフター ⑥バランス ⑦マウスフィール
⑧スイートネス ⑨バランス ⑩オーバーオール
ですが、私たち一般の消費者がこれらの項目すべてを使ってコーヒーの善し悪しを判断するのはとても難しいことです。上で紹介した4つの要素をおさえていれば十分に楽しめることでしょう。
コクと苦味の違いとは?
「コク」と「苦味」の違いがよく分からないという声をいただくことが多いです。
簡単に説明すると、「コク」は口の中に残る余韻、「苦味」は舌の奥で感じる刺激です。
例えば、深煎りのコーヒーを飲むと、最初は苦味のインパクトがあり舌に強い刺激を感じるものの、意外とサラッとしていて後味はすっきりということがあります。こういう場合は、苦味は強いけれどコクは軽めの味と言えます。
つまり、苦味のあるコーヒーが必ずしもコクが強いコーヒーとは限りませんし、その逆に必ずしもコクが強い=苦味があるとも言えません。
コーヒーの好みは3タイプ
これまでの説明をふまえて、コーヒーのタイプを大きく3つに分けてご紹介します。
自分の好みがどのタイプに当てはまるのか、ぜひ参考にしてみてください!
① すっきりタイプ
コクや苦味が落ち着いている、すっきりした酸味のあるコーヒーが好きなタイプです。
一般的には、焙煎は浅煎りで、中南米産のコーヒーがオススメかなと思います。
最近、都内に出店しているスペシャリティコーヒーを扱ったコーヒースタンドでは、このタイプのコーヒーを提供しているお店が多いです。
② どっしりタイプ
すっきりタイプの逆と言ってもよいでしょう。どっしりとしたコクや苦味を好まれるタイプです。焙煎は深煎り、インドネシアなど太平洋の島々で作られているコーヒーがこのタイプに入ることが多いです。
スターバックスやタリーズなどのシアトル系のコーヒーチェーン店や、イタリア系のコーヒーを扱ったお店のコーヒーはこのタイプに当てはまります。
③ バランスタイプ
バランスタイプは、すっきりとどっしりの中間タイプです。コクや苦味、酸味のバランスがとれていて飲みやすく、幅広い方に支持されやすいのが特徴です。
どの程度の焙煎具合、どの産地だからバランスがとれているというのは特にありませんが、それぞれのお店のハウスブレンドは比較的バランスよく作られていることが多いです。
また、コンビニエンスストアやマクドナルドなど、コーヒーチェーン店以外で提供されるコーヒーはバランス型のコーヒーである場合が多いです。
いかがでしたか?今回ご紹介した内容がこれからのコーヒー選びの参考になると幸いです。みなさんのコーヒーライフがいっそう楽しいものになりますように。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。
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