⑤30秒間経ったら3回に分けてお湯を注ぐ

「お湯は全量で約210ml。すべて注いだらフィルターから落ちきるまで抽出。これで理想の1杯になります」 難しい工程はひとつもありません。これが「TRUNK COFFEE」が教える北欧流コーヒーの淹れ方です。

重視すべきは「豆選び」と「湯量」

「1杯のコーヒーのなかに、抽出した成分が1.20~1.40%溶け込んでいる濃度がベスト」そう語る鈴木さんは、スケール、ストップウォッチ、温度計、さらに濃度計を活用してコーヒーを淹れています。 おいしいコーヒーを淹れるには、それほどのキメ細やかさが必要なんですね。 「でも、それはお店で出すコーヒーの話。ご家庭でコーヒーを淹れる場合は濃度計も温度計も必要ありません。コーヒー豆とお湯の量にだけ気をつけてください」と鈴木さん。確かに、それなら家でも実践できそうですね。 「どんな器具で淹れる場合も、大切なのは豆の選び方。単に産地が書かれているのではなく、どこの国のどんな地域、何という農園で育てられたのか、そして豆の品種やどんなプロセスを経て生成されたのか……など、より情報量の多い豆を選んでください」 情報量が多いということは、それだけ作り手が情熱を持ってコーヒーと関わっているということなんだとか。

コーヒー豆は飲む直前に挽く

「これだ! というものに出合ったら、必ず豆の状態で購入し、淹れる直前に挽いてください。豆は生鮮食品でもあるため、まとめ買いせずに少量ずつ購入するのも大切なポイントです。『たかがコーヒー、されどコーヒー』。豆の選び方や、淹れ方を工夫するだけで、今までよりもおいしいコーヒーが淹れられますよ」 あなたも北欧流の淹れ方で、色々な豆の味わいの違いを飲み比べてみませんか? ※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。
提供元:
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ