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釧路和商市場・名物『勝手丼』
誰が付けたか、人呼んで「勝手丼」
いまや釧路和商市場の名物である「勝手丼」
「勝手丼」とは市場内を廻って自分の好きな海産物を少しずつ買って、
ご飯に乗せてもらって作る、自分だけのオリジナル海鮮丼のこと。
威勢の良い元気なあんちゃんやねぇさんと値踏みするも良し、盛をサービスをしてもらうも良し。
そうしてできた「勝手丼」を市場の中で口の中へかっこめば、
北の大地の心意気を全身で感じられること間違いなし╭( ・ㅂ・)و ̑̑ グッ !
勿論、お味噌汁もお忘れなく♡笑
市場内全てのお店で具材などを買えるわけではなく、
ちゃんと買えるお店は決まっているので注意!
上の「勝手丼マップ」を参照にして、是非お好みの具材と巡り会って下さい♡
ご飯を買える店は5店。具材の買える店は7店。
高級魚も? 次から次に登場する幻たち!
目をつけた店は、刺身専門店の「矢部商店」。「何がオススメでしょうか」と聞くと、「釧路で揚がったハッカク(トクビレ)なんてどうだい? 刺し身2切れで150円だよ」と店主の矢部守さん。何だこのでっかい背びれ!
そして「メヌケ、 食べるかい? 深海魚でキンキをでっかくしたような魚だ」。1切れ200円とは少し高いような気もするがそれもそのはず。「高級魚だから、東京の築地に 行ったら1本2~3万円するもんだよ」と。じゃあそいつももらっとこう。「うちは極力、冷凍もんは扱ってないからね。うまいよ!」。
出典: news.mynavi.jp
もう1軒回ろうかな。そう見回して目についたのは塩干しを多く取り扱う「さとむら」だ。ココはとにかく珍品やら珍味やらが豊富な店だ。
釧路産の高級鮭の「トキシラズ」は、春から夏にかけてとれる貴重な鮭で1切れ200円。「トキシラズは幻の魚。うちはシーズン中に急速冷凍して、そのままの鮮度で出してるよ」と店主の鈴木政司さん。「羅臼産のブドウエビも幻だね。そら、ブドウみたいな色してるだろ? これがうまいんだ」。ちなみに1匹800円だ。
そして、「ああ、もうひとつあった幻シリーズ。鮭のケイジ(1切れ500円)もいいよ」と、次から次に登場する幻たち!
出典: news.mynavi.jp
「勝手丼」のルーツ
さてそんな「勝手丼」だが、どんな風にして釧路の名物になって言ったのだろうか。
聞くところによると、市場内のとある鮮魚店の主人が、
おいしい海鮮がいっぱいある釧路にもかかわらず、
お金がなくて困っている貧乏旅行のライダー達に市場内の総菜屋でご飯だけ買ってこさせ、
そのご飯の上に、新鮮な海産物を少しずつ乗せてやったことが"勝手丼"の始まりという。
その後、ライダー達の口コミが北海道を旅行中の若者達に広まり、釧路和商市場の"勝手丼"の始まりとなったらしい。
うーん、とても漢を感じる素敵な話だ。
「勝手丼」の作法
市場内の総菜屋さんで発泡の丼ぶりに白いごはんを買う。
【ご飯の値段】
各種サイズを取り揃えてます100円~300円 酢飯を用意している店もあるヨ。)
市場内の鮮魚店・塩干屋・魚卵専門店を巡り材料の目星を付ける。
材料は100g単位か、切り身で売られている。
【材料いろいろ】
イクラ・うに・鮭・タラコ・ホッキ貝・ほたて・いか・サーモン・オヒョウ・ツブ貝ボタンエビ・カニ子・カニむき身・甘エビ
お気に入りの具を丼にのせてもい、仕上げに店の人から醤油をかけてもらって完成。
【ご予算】
標準的には1,500円位。ちょっと欲張っても2,000円。
それぞれの「勝手丼」にかぶりつく
だいたい、みなさん7~10種類くらいの具材を載せ、1,500円前後だというからとてもリーズナブルだ。
こんなに新鮮なネタを市場というライブ感を感じながら食べれるのはとても貴重な体験だろう。
最近は外国人のお客さんも増え、ますます盛り上がりを見せる釧路和商市場。
是非みなさんもお好みの「勝手丼」にかぶりついてみてはいかがだろうか?
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