比較4. タレや薬味、のり

Photo by 夏目ミノリ

左:すき家、右:松屋
すき家の薬味は、別添えが基本。いくらに少量のねぎがまざっている程度で、わさび、きざみのり、だししょうゆは個包装で添えられていました。自分で味を調整したい方にはうれしいですね。

一方、松屋はいくらと薬味がワンプレートにまとめられていました。そのままご飯の上にのせるだけなので、食事の準備がラク、ごみが少ないといった点で魅力的です。ねぎが多いのが印象的で、SNSでは「こんなにねぎはいらない」という意見と「薬味が多くてうれしい」という意見で分かれていました。

比較5. パッケージ

Photo by 夏目ミノリ

すき家のパッケージは、一体型。ご飯を入れた丼と、いくらを入れたプレートがひとつにまとまるので、コンパクトに持ち運べますよ。

しかし、いくらプレートの底がご飯の湯気でびしょぬれになったり、持ち運び時に常温におくか保冷バッグに入れるかに悩んだりといったデメリットがあります。

一方、松屋はすき家の真逆で、ご飯といくらの容器が別々でした。容器の底が湯気でぬれることはなく、持ち運び時もいくらは保冷バッグに、ご飯は常温にと分けて保管できます。便利なようですが、容器が分かれていることでかさばる点がデメリットです。

総評

項目すき家松屋
★★★★☆★★★☆☆
★★★★☆★★★★☆
バランス★★★★☆★★★☆☆
コスパ★★★★★★★★☆☆
結論をいうと、すき家と松屋で優劣はつけ難い……。味はどちらもおいしく、いくらの量も適度にあります。ただし、それぞれ味のつけ方やいくらの食感が異なるので、好みに合わせて選ぶのがいいでしょう。

とはいえ、コスパにおいてはすき家のほうが優勢です。各店通常サイズは980円(税込)で同じなのですが、ご飯の量がすき家は並盛なのに対し、松屋は小盛。並盛にする場合は、1,480円(税込)の2倍盛にサイズアップしなければなりません。

ただし、松屋はご飯を並盛にするといくらの量も増えます。同じ並盛で比較すると、いくらの量は松屋のほうが多くなるので、いくらを基準に考えると決してコスパは悪くありませんよ。

なか卯にはいくら丼がないの?

Photo by macaroni

実は、なか卯にもいくら丼がありました。

2024年11月6日からの販売で、すき家と松屋より一足先にいくら丼を提供していたのです。価格は並盛が920円(税込)とほか2店より安く、コスパのよさで人気を集めていました。

しかし、SNSによると12月12日ごろから販売を終了する店舗が出てきていたようです。筆者が12月21日になか卯へ行って店員さんに確認したところ、「もう全店舗終了しています」といわれました。

2023年に話題となり、2024年も続けて販売されたので、もしかしたら来年もお目にかかれるかもしれません。なか卯のいくら丼を食べたことがない方は、ぜひ来年のなか卯情報に目を光らせておきましょう。

なか卯「天然うにいくら丼」の過去記事はこちら▼

比較を参考に自分好みの味を選んで

すき家と松屋のいくら丼を比較してみた結果、すき家はマイルドで食べやすく、松屋は味がしっかりめでご飯が進むタイプでした。

好みは人それぞれなので、どちらがいいということはありません。本記事の比較を参考に、自分に合ったいくら丼を見極めて、売り切れる前に食べに行ってみてくださいね。

※掲載商品の情報は公開時点のものです。店舗によっては取り扱いがない、または販売終了している場合もありますので、あらかじめご了承ください。
※本記事は個人の感想に基づいたもので、感じ方には個人差があります。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

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