ライター : macaroni トレンド

販売休止が続くオレンジジュース。何が起きている?

世界各国で幅広い世代に親しまれているオレンジジュース。わたしたちにとっても身近な存在であるオレンジジュースですが、続々と販売休止になっている現状が話題を集めています。

大手飲料メーカーのオレンジジュース商品の販売休止が相次ぎ、スーパーからも姿を消すという異例の品薄状態。一体何が起こっているのでしょうか?

主要な生産国での “減産”による価格高騰が原因!

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販売休止になっている原因は、主要な生産国での減産の影響によるもの。世界的にオレンジ果汁が不足し、価格が高騰しているようです。

日本国内で販売されている商品は、果汁のうち90%も輸入に頼っているため、その影響をダイレクトに受けてオレンジジュースの販売がむずかしい状態に。

主要なオレンジの輸入先であるブラジル産の不作に続き、災害やカンキツグリーニング病(※)のまん延によって、オレンジ果汁不足に歯止めがきかない状態になっている模様です。

※世界各国のかんきつ生産地域に、深刻な被害を与えている重要病害のこと

仕入れ値は最大で4倍以上高騰

2024年のオレンジの仕入れ値は、2022年と比べると最大で約4倍以上まで跳ね上がり、1リットルあたり最大1,000円以上まで高騰しているといわれています。

財務省の貿易統計によると、輸入オレンジ果汁の3月の価格は昨年同月比69%も上昇し、ここ5年で2倍になったという報告も。新型コロナウイルスが落ち着いたことによる業務需要の高まりや、円安の影響も要因のひとつと言われています。

アサヒ飲料の「バヤリース オレンジ(1.5L)」や、雪印メグミルクの「Dole オレンジ 100%(1Lと450ml)」の休止に続き、森永乳業の「サンキスト 100%オレンジ(200ml)」も、果汁原料がなくなり次第、販売を休止することが明らかになっていますよ。

SNSには「高嶺の花になってしまう」「そんなの嫌だ」の声

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相次ぐオレンジジュースの販売休止を受け、SNSでは「オレンジジュースが高嶺の花に」「飲めなくなるなんて、そんなの嫌だ!」「いつも朝に飲んでいたのに」という声が続々と寄せられています。

一方で「国産のみかんを使用したジュースを飲もう」「国産の商品を楽しみます」という声も。輸入に頼っていない商品であれば、生産国での減産の影響を受けることなく楽しめるほか、国産の商品を応援することができますね。

今こそ、国産みかんジュースを!おすすめの商品

国産みかんジュースは、大手飲料メーカーから販売されているオレンジジュースと比較すると少々お値段は高くなりますが、その分フレッシュで爽やかな味を楽しめますよ。

1. 無印良品 果汁100%ジュース みかん

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