ライター : macaroni 編集部

国文化財の宿。島根県の老舗割烹旅館「美保館」

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島根県美保関町の老舗割烹旅館「美保館(みほかん)」。美保館の本館は、明治38年(1905年)に建てられた築120年に迫る旅館です。営業中の旅館としては島根県で初めての国登録有形文化財に登録されました。

ただし、本館自体は現在宿泊施設ではなく、朝食会場として利用されています。今回の宿泊場所は新館ですが、とはいえ雰囲気抜群。美保湾の横を歩いて到着した、趣きのある新館にてチェックインを済ませます。街並みも相まって、現実離れした世界にワクワクが止まりません!

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宿泊する部屋は、落ち着いた純和風の客室。海と山に囲まれている美保館は、山側に面する部屋と海側に面する部屋があります。

筆者は海側だったので、美保湾と名峰大山を望む絶景を堪能させていただきました!

選べる色柄浴衣も

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女性には選べる色柄浴衣を、お子様には選べるキッズ浴衣が用意されています。冬場は足袋もあるので、浴衣を着て散策するのもおすすめです。

夕食前は散策に。美保館周辺のおすすめスポット

美保神社

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美保館から一の鳥居まで徒歩1分の距離にある「美保神社」。美保神社は重文の比翼大社造を本殿に持つ古社で、出雲大社の御祭神、大国主大神の長男である事代主神(えびす様)の全国の総本社です。

美保神社は古くから商売繁盛、海上安全、縁結びなど多くの信仰を集めてきました。 鳴り物好きの神としても知られ、貴重な楽器が数多く奉納されているそう。

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タイミングが良いと祭事を見ることができます。朝御饌祭・夕御饌祭は毎日おこなわれているので、公式サイトの年間祭事を確認すると確実です。

実際に、夕御饌祭の際に伺うことができました。とても神秘的で、厳かな雰囲気のなか見る巫女舞がとても美しく、印象的です。

美保館 本館

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本館は泊まることはできませんが、中を見学できるように開放していることがあるそう。

美保館本館は、明治38年(1905年)に着工、同41年(1908年)に竣工し、2004年には国の登録有形文化財に登録されました。

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現在も建具や電灯などは当時のものを使用しているそうで、懐かしい黒電話やインテリアなどが飾られています。

ここまでキレイに残っていることに感激。レトロな雰囲気がたまらない空間です。

青石畳通り

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江戸時代~大正時代にかけて敷かれた石畳の通り。 雨に濡れると青く光ることから呼ばれています。北前船が入津していたころは、廻船問屋、旅籠、土産物屋が軒を連ね、物資を運ぶための舗装として石が敷かれていたそう。

現在は旧家が立ち並び、そのルーツを記した屋号由来板が設置されています。古き時代に思いを馳せることができるのがとても魅力的。島根県の景観大賞にも選ばれたノスタルジックな通りは、美保神社から仏谷寺までの参道になっています。

夕食・BAR

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美保関の対岸に位置する境港は、日本でも有数の水揚げ量を誇る港町です。マグロに松葉ガニ・紅ズワイガニ・岩牡蠣・白イカなど海の幸の宝庫!美保館では毎朝、社長や板長が境港のセリや大敷水揚場に赴き新鮮な食材を仕入れているそう。

海鮮類はどれも新鮮そのもの。お料理全体が豪華で、大満足の夕食です。
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