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茅乃舎のだしが誕生「御料理 茅乃舎」
福岡県博多市から車で30分ほど走ると、山や緑に囲まれた久山(ひさやま)町が広がります。その中でも特に静寂な場所に御料理 茅乃舎はあります。お店の前には川が流れ、春は桜、初夏は紫陽花やホタル、秋は紅葉と訪れるタイミングで日本の四季を楽しむことができます。
敷地内には樹齢300年ほどの御神木もあり、地元の人がお参りにくることもある神聖なエリア。ますます身も心も清らかな気持ちにさせてくれます。ここで見る木々や澄んだ空気、匂い、都会では味わえない風景を堪能しながら入り口へ向かいます。
手入れが行き届いた茅葺き屋根
幾層にも重ねられた茅葺き屋根は、間近で見るとその迫力に圧倒されます。名だたる茅葺き職人たちが80トンもの茅を担ぎ、1本ずつ丁寧に重ねて造りあげた屋根。
定期的な手入れが必要ですが、お金や手間をかけても、茅乃舎では昔からの日本の原風景を残し続け、後世へ伝えていくことを大切にしています。
定期的な手入れが必要ですが、お金や手間をかけても、茅乃舎では昔からの日本の原風景を残し続け、後世へ伝えていくことを大切にしています。
シーンに合わせて選べる店内
母屋と離れ(楽舎)で構成されており、メインダイニングとなるテーブル席と楽舎には個室があります。
テーブル席の奥にはかまどが3台設置され、今も現役でお米を炊いています。かまどで炊くご飯という歴史や文化を継承し、ここでも茅葺き屋根同様、日本の文化を垣間見ることができますよ。
テーブル席の奥にはかまどが3台設置され、今も現役でお米を炊いています。かまどで炊くご飯という歴史や文化を継承し、ここでも茅葺き屋根同様、日本の文化を垣間見ることができますよ。
また、バーカウンターが設けられたエリアもあり、昼間はカフェ、夜はバーとしてゆったりとした時間を過ごすことができます。
御料理 茅乃舎が詰まったお食事
前菜
いよいよお食事です。内容は毎月変わり、季節のものを中心に献立が構成されます。先付から始まり、木箱に入った彩り豊かな前菜が登場。
鯖の燻製(左)、柿を使った秋の白和え(左上)、ほうれん草の玉子焼き(右)、木の子のキッシュ(中央)、根菜のきんぴら(右)と色も調理法もさまざまな料理を少しずつ食べられます。お酒の肴にもぴったりな逸品で、地酒と合わせていただくことができますよ。
鯖の燻製(左)、柿を使った秋の白和え(左上)、ほうれん草の玉子焼き(右)、木の子のキッシュ(中央)、根菜のきんぴら(右)と色も調理法もさまざまな料理を少しずつ食べられます。お酒の肴にもぴったりな逸品で、地酒と合わせていただくことができますよ。
大地の恵スープ
大根や人参などの根菜をたっぷり使用し、炒り米も加わった濃厚でとろみのあるスープです。野菜の甘みが口いっぱいに広がり、食感も味わえるまさに食べる黄金スープ。体の芯までじんわり温まり、滋味深い味わいに驚きます。
蓮根豆腐、路代おばあちゃんの逸品
メニューに人の名前が付けられたユニークなひと品。里芋の胡麻和え(左上)と小松菜の煮物(右)です。とてもシンプルな料理ですが、胡麻和えは里芋のやさしい味が引き立ちます。小松菜はこれまでに味わったことのない歯触り、シャキッシャキッとした食感が止まらない鮮度抜群のおいしさです。
どれも野菜本来の味を上手に引き立たせた調理法で、シンプルだけど野菜が主役と言える見事なメニューです。
どれも野菜本来の味を上手に引き立たせた調理法で、シンプルだけど野菜が主役と言える見事なメニューです。
料理長がスローフードの達人と呼ばれる地元農家の長野路代さんに、さまざまな野菜のおいしい食べ方やレシピを学んでおり、こちらがそのひとつ。長野おばあちゃんの知恵が生かされた料理です。
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