ライター : 満畑ペチカ

調理師ライター

業務スーパーの「白身フライ」が便利すぎた

Photo by 満畑ペチカ

「白身フライ」397円(税込)
あらゆる種類の冷凍食品が売られている業務スーパー。ユニークな商品も多いなか、本記事でご紹介するのは「白身フライ」です。

揚げ物としては定番で「少し地味かな」と思い、あえて購入することはなかった筆者。しかし改めて使ってみて、想像以上の手軽さとおいしさに感激しました。気になる調理方法や、具体的な味わいをさっそくレビューしていきます。

白身フライはのり弁サイズでほどよい

Photo by 満畑ペチカ

原材料はブルーホワイティング、衣(パン粉、小麦粉、小麦でん粉、食塩、こしょう)など。原産国は中国です。添加物もアミノ酸だけ。シンプルな材料で作られているのがうれしいですね。

しかし、ここで気になるのが「ブルーホワイティング」という材料。調べてみたところ、主に大西洋の北西に生息しているタラの仲間で、ヨーロッパでは日常的に食べられているそうです。

Photo by 満畑ペチカ

白身フライは内容量は10枚入りで600g。直径はおよそ15cmで、厚みは1センチほどでした。いわゆるのり弁に入っていそうなほどよいサイズ感です。パン粉は粒が大きめで、衣が立つようについているので、サクサクに揚がってくれる予感がします。

Photo by 満畑ペチカ

パッケージに記載されている作り方は「油で揚げる」または「少量の油で揚げる」方法。本記事では2つの方法に加えて、揚げずにグリルで作る方法も試していきます!

揚げずに作れる?白身フライを揚げ・揚げ焼き・グリルで作ってみた

油で揚げる方法

Photo by 満畑ペチカ

まずはパッケージ通り、多めの油で揚げる方法。鍋に3センチほどの高さまで油を入れて170〜180度まで熱し、凍ったままの白身フライを揚げます。揚げ時間の目安は5分。2分〜2分30秒経過したタイミングで裏返すと、全体的にきれいな揚げ色がつきますよ。

ただし、裏返すときに油が跳ねやすいので、調理中は注意してくださいね。

少量の油で揚げる方法

Photo by 満畑ペチカ

続いては少量の油で揚げる方法です。フライパンに大さじ2〜3杯の油を加え、中火で加熱していきます。ほどよい揚げ色になったら裏返し、同じように色づくまで加熱。両面ともしっかり色づいたら、弱火にして片面30秒ずつ加熱したら完成です。

揚げない方法

Photo by 満畑ペチカ

最後はインターネットで見かけた揚げない方法。電子レンジで半解凍してから、グリルやトースターで焼く方法です!まずは耐熱皿に凍った白身フライをのせ、電子レンジ600Wで1分30秒加熱します。

ラップはフライと密着しないようにふんわりとかけるか、かけなくてもOKです。このとき熱々になるまで解凍するのではなく、少し凍っている部分が残るくらいで留めておくのがポイントです。

Photo by 満畑ペチカ

アルミホイルを敷いた耐熱の金属トレーに、解凍した白身フライを並べ、1枚につき大さじ1杯の油をかけます。筆者宅にはオーブントースターがないため、ここからは魚焼きグリルで調理。

中火で片面3分、裏返してもう片面を2分焼きます。魚焼きグリルの性能によって加熱時間は異なるので、焦げないように様子を見ながら調理してくださいね。またオーブントースターの場合は、1000Wで様子を見つつ、温度や調理時間を調節してください。

おすすめは揚げる方法!意外と電子レンジ+魚焼きグリルもいける

Photo by 満畑ペチカ

3つの方法で揚げた白身フライを並べてみました。中央上が多めの油で揚げたもの、左下が少量の油で揚げたもの、右下が電子レンジ+魚焼きグリルで調理したものです。

見た目と味を比べたところ、やはり一番おいしかったのは多めの油で揚げた白身フライでした。少量の油で揚げたものは、見た目に揚げ焼き感があるものの、味わいは多めの油で揚げたものとほぼ変わりません。手軽さを求めるなら、少量の油で揚げても十分満足できるでしょう。

電子レンジ+魚焼きグリルで調理した白身フライは、やはり見た目がいまいち。しかし食べてみると、意外にも衣のザクザク感や身のふわっと感など、油で揚げたものに負けず劣らずな味わいでした。

油の処理が面倒で揚げ物を避けがちな筆者は、「面倒なときはこの方法でもいいかも」と思ったほどです。見た目・味・手軽さ、そのときどきにあわせて、お好みの調理方法を試してみてくださいね。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ