ライター : とも

子育てフードライター

クリスマスティーとは

クリスマスティーとは、イギリスを中心にヨーロッパ各国でクリスマスシーズンに飲まれる紅茶のこと。紅茶専門店には、時期になるとお店オリジナルのブレンドのクリスマスティーが並びます。

また、自分で茶葉やスパイスをブレンドするオリジナリティーを作る家庭も。近年は、日本でも扱う店舗が増えているんですよ。

どんな味?

紅茶葉にクローブやナツメグなどがブレンドされているため、ほのかにスパイシーな味わいが特徴です。また、ドライフルーツが入っているものも特徴のひとつ。

ストレートのクリスマスティーは、スパイスやフルーツの風味がしっかりと感じられます。ミルクを入れるとインドのチャイのように、ジュースで割るとサングリアのような味を楽しめます。

主なスパイスは3種類

クリスマスティーに使うスパイスに明確な定義はないものの、以下の3種類が一般的です。

・クローブ
・ナツメグ
・シナモン

由来は、キリストが誕生した際に駆け付けた東方の三博士」が贈ったとされる黄金・乳香(にゅうこう)・没薬(もつやく)を表しているといわれています。

いつ飲むの?

クリスマスティーを飲む時期や時間に決まりはありません。料理のじゃまをしないすっきりとした味わいなので、食事中に飲んでも良いでしょう。もちろん、食後やリラックスタイムに飲むのもおすすめ。

クリスマスティーの歴史

クリスマスティーの誕生には諸説ありますが、なかでも有力なのは19世紀のイギリスが発祥という説。当時のイギリスは経済が発展し、豊かになった上流階級の人々がクリスマスに豪華な紅茶を楽しむために考案されたといわれています。

当時は高価だったスパイスやかんきつ類を紅茶に加えることで、パーティー料理とともに華やかさを演出したそう。

また、紅茶にスパイスを入れることで、体を温めて風邪対策をしたともいわれています。寒い季節をおいしい紅茶で乗り切るという、当時の人々の知恵から誕生したと考えられていますよ。

はじめは上流階級の間で楽しまれていたクリスマスティーは、しだいに庶民にも広まり、現在はイギリスだけでなくフランスやドイツなどヨーロッパで親しまれています。

国ごとに違うクリスマスティーの特徴

クリスマスティーのブレンドは、専門店や家庭によって異なるものの、国ごとに特徴があるといわれています。ここでは、イギリス・フランス・ドイツのクリスマスティーの違いをご紹介。クリスマスティーを選ぶときの参考にしてみてはいかがでしょうか?
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