目次
小見出しも全て表示
閉じる
自然の草花で模様付け。北鎌倉で陶芸体験
こんにちは、macaroni編集部の高崎です。うつわ好きである私が、素敵なうつわを求めてさんぽをする本連載。今回は、番外編として一風変わった陶芸体験をご紹介します。訪れたのは、北鎌倉にある陶芸体験教室 たからの窯。JR北鎌倉駅から徒歩10分、山道を進んだところにあります。
こちらの陶芸教室では葉っぱのうつわ作りという、自然の草花を使って模様をつけるオリジナルのうつわ作り体験ができるんです。成形から焼き上がりまで、その様子を詳しくご紹介します。
さっそく、うつわ作りスタート
今回、うつわ作りを教えてくれたのはスタッフの川北先生(以下 先生)。日本工芸会に所属し、陶芸家として活動される傍ら、たからの窯でうつわ作りをレクチャーされています。まずは先生にお手本を見せてもらい、要領をつかみます。
まずは、粘土を叩いて伸ばします
ここから作陶開始です。粘土を手で丸め “ルング” と呼ばれる台の上にのせます。ここから粘土を専用の器具で叩き、薄く伸ばします。均一な厚さになるように、ぽんぽんぽんとリズムよく叩くのがポイント。
粘土を台の大きさまで伸ばしたら、先生が厚みをチェック。焼き上がりは粘土の水分が飛び、これよりひとまわりほど小さくなります。先生にOKをもらい、次のステップへ。
次に、庭に出ます!
粘土を成形し終えたら、庭に出ます。通常の陶芸体験ではあまりないフロー。教室となる小屋の前に広がる庭で、模様付けに使う植物を探しました。
模様付けに使いたい草を数種類ピックアップ。先生いわく、葉脈がしっかりしている植物ほど、模様がきれいに出るそうです。
取ってきた草を、うつわに並べます
取ってきた草を成形した粘土の上に並べ、できあがりの模様をイメージしながらバランスを調整します。
「真ん中は、おにぎりをのせたいからあけておこう……」などと、料理の盛り付けを意識しながら並べました。
「真ん中は、おにぎりをのせたいからあけておこう……」などと、料理の盛り付けを意識しながら並べました。
配置が決まったら、器具を使って草をぎゅっと押し付け、粘土に密着させます。
ここからが肝!白化粧土を塗り、草を剥がします
草の上から白化粧土という泥を塗っていきます。この塗り方によって、仕上がりの雰囲気が変わってくるそう。私はあえて筆の線を残し、手作り感が出るようにしました。
さて、ここからが肝ですよ。ピンセットを使って、粘土から草を剥がします。ぺりぺりぺり……と草を剥がすと、粘土の表面に葉柄の模様が出現!
慎重に剥がし終えたのがこちら。葉脈の細部までしっかり模様がつきました。
最後に粘土の裏側に名前を彫り、体験は終了。あとは焼き上がりを待つのみです。
最後に粘土の裏側に名前を彫り、体験は終了。あとは焼き上がりを待つのみです。
- 1
- 2
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。
おでかけの人気ランキング