ライター : macaroni 編集部

記事を書いたのはこの人

macaroni 編集部 カメラマン / さねやん @chan.sane
ショートカットとピアスをトレードマークに今日もバシバシ撮って撮って撮りまくるパッション系カメラマン。料理大好きなわりに盛り付けが苦手なので、ことあるごとに「はまり寺」に駆け込む悩める仔羊。

あの“定番料理”の器選びと盛り付け方が知りたい!

こんにちは!macaroniのカメラマン・さねやんです。「最後の最後、盛り付けがうまくいかない」「盛り付けはきれいだけど、なんだかお皿と合ってない気がする」。日々、お料理をするなかでそんな経験ってありませんか?

しかも今年はおうちごはんの機会も増えて、気づけば毎日の食卓がなんだかマンネリ化……。でも、いつもの何気ないごはんだって、きれいに盛り付けたいですよね。そんなお料理好きのmacaroniユーザーさんたちのために、macaroni料理家・はまりにお皿選びと定番メニューの盛り付けのコツを教わりました。

教えてくれる人

macaroni 料理家 / はまり @hamaly_12
macaroniの料理家。制作会社で広告のスタイリングや企業へのレシピ提供に携わった後にmacaroniへ。「よそ行き」でないお手軽絶品レシピと、心がふっと軽くなるようなスタイリングでmacaroniの料理コンテンツを盛り立てている。

1. 肉じゃがの器選びと盛り付け方

さねやん「はまり先生、今日はよろしくお願いします!まずは大定番の肉じゃがのお皿選びから教えてください。和食=和っぽい食器を選んでおけば間違いないという単純な思考なんだけど、どうでしょう、先生……!」

はまり「肉じゃがのような具材がごろごろした煮物は、高く盛れるように少し深めのお皿を選ぶのがおすすめ。特に陶器やマットな質感の器が相性バツグンです!アイボリー系の色味だと温かみのあるスタイリングになるよ。こんな感じのお皿なら、“和”すぎないよね」

Photo by macaroni

さねやん「ザ“和!”な雰囲気の食器でなくても素敵になるんだね〜!あと、肉じゃがって盛り付けにいつも悩むんだよね。なんだか何をメインに見せたらよいのかが分からなくて……」

はまり「盛り付けのコツは、ピラミッドのような三角形をイメージしながら盛り付けることかな。でも、あんまり鋭くとんがりすぎると和食の命である“わびさび”がなくなるので注意してね。

インゲンを添えたり、小口ネギを上からかけたりして、緑の食材を使うとパッと華やかな印象になるよ。インゲン同士が同じ方向を向かないように気をつけてね。食卓に出す直前に煮汁を回しかけてツヤ出しすればバッチリです!」

2. おひたしの器選びと盛り付け方

さねやん「ちょっとしたコツに気を付けるだけで全然違うんだね。じゃあ、おひたしは?とりあえず小さな皿であればいいかと思ってたんだけど……。違うの?」

はまり「おひたしや和え物とかの冷たい料理は、白い器や青い模様のある器に盛り付けるとさわやかさが出るので試してみてほしいなあ。黒い器もクールでかっこいいんだけど、白い器のほうがお出汁の存在感が出て、食欲をそそる“シズル感”がより強調されるよ!」

Photo by macaroni

さねやん「なるほどねぇ。それにしても、どうやったらこんなにきれいな切り口のおひたしになるの?」

はまり「ほうれん草や小松菜とかの葉物は、根元をよく洗って土を落としたら、そのまま根元を切り落とさずにゆでるといいよ。そうすると、葉っぱの切り口をきれいにそろえられるの。

盛り付けは肉じゃがと同じ要領で、真ん中が一番高くなるように盛り付けるのがポイント。仕上げの鰹節は、パックから直接バサバサやらないで(笑)、指で適量つまんでやさしくとん、と置くと上品な見た目になります。冷たい料理はお皿にある程度余白があるほうが涼しげな印象になるから、盛りすぎには注意してね」

3. 麻婆豆腐の器選びと盛り付け方

さねやん「お次は麻婆豆腐。うーん。中華料理屋では白の少し深さのあるお皿のイメージなんだけど……」

はまり「正解!麻婆豆腐みたいなどんどん横に広がりやすいものは、深めのお皿を選んだほうがコントロールしやすいと思うな。茶色い料理は白やクリーム色など明るい色にすると全体が明るくなるよ」

Photo by macaroni

さねやん「そうなんだ!麻婆豆腐ってどうしてもペターっとしちゃうんだけど、それはどうすればいいのかな?」

はまり「盛り付けのコツは、お豆腐やお肉をところどころ上に重ねて、立体感を出すことかな。そのひと手間だけでも具材に存在感が出て、食欲をそそるビジュアルになるよ。もしそれでうまくいかなかったとしても、青ネギや糸唐辛子を中心に少しのせると華やかさが出ていい感じになるのでやってみてね」
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