ライター : 前田未希

料理家 / フードコーディネーター

「里芋チップス」ならではの新食感!

お酒のおともにポテトチップスを食べるという方、多いですよね。うすしおやコンソメなどの定番はもちろん、今では少し変わった味もお店でよく見かけます。今回ご紹介するのは、そんなポテトチップス好きに送るひと品です。 味付けはごくシンプルに塩のみ。市販のものとの違いは、材料です!「じゃがいも」ではなく「里芋」を使ったチップスを作ってみました。見た目も味もポテトチップスそっくりですが、後味に里芋ならではのねっとりした食感が楽しめます。 ポテトチップスを買って食べるのもいいけれど、普段は味わえないチップスを自分で作ってみてはいかが?

「里芋チップス」の作り方

分量

里芋 300g(6個程度) 片栗粉 大さじ2 揚げ油 適量 塩 お好みで

作り方

①里芋は生のまま包丁で皮をむく。
むくために下茹ですると、薄切りにする時に扱いづらくなるので生のまま包丁で皮むきしましょう。
②包丁やスライサー、ピーラーで薄切りにする。
スライスした里芋は水にさらしません。そのまま置くことで、里芋独特のねっとりした食感を生かしたチップスになります。
③袋に片栗粉と里芋を入れて、全体にまんべんなく片栗粉をまぶす。
里芋が折れない程度に、外側から優しく揉み込むとまんべんなく片栗粉が馴染みます。
スライスした断面がくっついて重なる場合がありますが、そこまで徹底して片栗粉をまぶさなくてもOK。ただ、水気があると揚げた時にはじけるので、水気は残らないように気をつけましょう。
④170℃の油でカリッとするまで揚げる。
一度に全てを揚げると重なってくっついてしまいます。多少すきまがある状態になるよう、少しずつ揚げましょう。
⑤バットにあげて余分な油を落とす。
箸でつついて、ふちがカリッと固くなっていたら揚げ終わり。
⑥熱いうちに塩をふって、全体に味をなじませる。
バットごと軽く揺すると、全体に塩が行き渡ります。熱いうちに塩をまぶすことで、油が塩を吸い、味なじみがよくなります。

器によそって、完成!

見た目はポテトチップスそっくりですが、味はどうでしょう?パリパリとした食感とお芋の味は、ポテトチップスそっくり!でも、後味に里芋ならではの甘みと、ねっとりした食感がかすかに感じられるはずです。味付けは塩だけでも、里芋の旨味でじゅうぶんおいしく仕上がりますよ。 素朴で優しい味わいには、すっきりとした口当たりの焼酎や喉越しのいいビールがぴったり!意外なところでは、日本酒との相性もバツグンですよ。

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