ライター : 前田未希

料理家 / フードコーディネーター

酢れんこんは優秀な簡単おつまみ♩

おせちやちらし寿司に入っていることの多い酢れんこん。見た目を華やかにしてくれるので、作り方を知っていると、お祝い事の時などに便利な一品です。 ただ、既製品を買って食べようとすると、表面が乾いていたり、薄すぎて食感が弱かったり……。おつまみとして単品で食べるには今ひとつ物足りないですが、手作りの酢れんこんはまったくの別物!それ一品で十分なおつまみになるんですよ。 手作りの酢れんこんは、つけあわせではなく、ぜひそれだけで楽しんでみて下さい。れんこんのしゃっきりとした歯ざわりがたまりません。しかも、調理は簡単!厚めに切って鍋でひと煮立ちするだけです。

鍋ひとつでできる『酢れんこん』レシピ

分量(4人分)

れんこん 150g A 水 200cc A 酢 100cc A みりん 大さじ2 A 砂糖 大さじ2 A 塩 小さじ1/2 A 昆布 一枚(一口大にカットしたもの)

作り方

①れんこんは皮をむき、厚さ5mm程度に輪切りして酢水(分量外)にさらす。
酢水はボウルいっぱいの水に対して、酢小さじ1程度が目安です。
②Aを鍋に入れて弱火にかける。
③沸騰直前で昆布を取り出す。
昆布を煮てしまうと昆布からぬめりが出て出汁がまずくなります。また、取り出さずに煮ることで、昆布がせっかく出た出汁を吸ってしまうので、必ず取り出しましょう。
④ひと煮立ちしたら火を止め、自然放置する。
⑤れんこんをザルにあけ、花形に切る。
【花形の切り方】
写真のように、れんこんの穴と穴の間をV字にカットします。
ぐるっと一周カットしたら、いびつな切り口を包丁で微調整して出来上がり。
⑥鍋にれんこんを入れて、火にかける。
⑦ひと煮立ちしたら、すぐに火を止める。
⑧蓋をして余熱で火を入れる。冷めるまで自然放置する。
ひと煮立ちしてすぐに火から下ろし、あとは余熱でゆっくりと火を通すことでしゃっきりとした食感に仕上がります。

冷蔵庫で冷やしてできあがり!

一旦冷やすことで、れんこんの中まで味が染み込みます。手作りならではの厚みが、食べごたえのある仕上がりになります。 れんこんの茹で加減に悩む方も、これなら難しい火加減は必要なし!余熱で丁度いい具合に仕上がるので、ぜひ試してみてください。 シャキシャキとした歯ごたえに、酸味とぴりりとした鷹の爪がやみつきになる味。らっきょう好きには特におすすめしたい一品です。甘みの強い日本酒やビールとあわせてどうぞ!

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