ライター : 伊藤 千亜紀

フードアナリスト

黒い種も食べて大丈夫!

結論から言いますと、黒い種は傷んでいるわけではないので食べても問題ありません。ただし、黒い種は鮮度が落ちている証。見た目が悪く、風味も味も良いとは言えない状態です。

黒くなるワケ

そもそも、どうして種が黒くなってしまうのかというと、ナスは収穫してから時間が経つと水分が抜けてしまうため、です。ナスは元々水分の多い野菜なので傷みやすく、かつ種から悪くなっていきます。 また、ナスは冷蔵庫に長時間入れっぱなしにしていると低温障害を起こしてしまうことも。種はナスの鮮度を示すバロメータでもあるのですね。

ナスが茶色に変色したときは?

種だけでなく、本来白いはずのナスが茶色く変色してしまっていることもありますよね。これも鮮度は落ちていますが、食べることはできます。ただし、部分的に固くなってしまっていることもあるので、あまりおいしくはないかもしれません。

腐っているナスの見分け方

どの食べ物にも言えることですが、明らかにカビが生えている場合は食べることはできません。また、ナスの表面に凸凹ができていたり、さわるとぬめりがある場合も食べるのはやめておきましょう。 そのほか、においを嗅いだときに酸っぱいような異臭がする場合もすでに傷んでいる可能性があります。これらの状態になっている場合は、食べないほうがよいでしょう。

新鮮なナスを見分ける3つのポイント

1. ツヤがあるナスは実が締まっている証拠!

皮にツヤがあり黒々としていて、実が締まっているものが新鮮な証拠です。そしてヘタのすぐ下の部分が太いのも、よく熟しているナスです。

2. 痛いほどのトゲは新鮮な証拠!

次にガクの部分を見てみます。ガクのトゲがしっかりしているものを選びましょう。ナスを洗ったり切ったりしているときに、このガクにあるトゲが刺さって痛い思いをしたことがある方はいらっしゃいませんか?そのようにトゲが刺さるほどしっかりしていれば、新鮮な証拠です!

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