ライター : まりっぺ

炊き込みご飯が美味しい季節

1年中いつ食べても美味しい炊き込みご飯。秋は新米が出回って栗やさつまいも、キノコなど旬を迎える具が多くなり、とくに炊き込みご飯が美味しい季節といえるでしょう。しかし、いつも炊く白いご飯と違って、具や調味料が入るために意外とふっくら炊き上がらずにべたついた仕上がりになってしまうこともあります。今回はそんな炊き込みご飯を美味しく炊き上げるポイントを紹介します。

【1】調味料は炊く直前に

炊き込みご飯は塩や醤油などの調味料を加えて炊きます。これらの調味料はお米の吸水を妨げるので、お米を浸水させるときには加えず、炊く直前に入れるようにしましょう。

【2】酒を入れてべたつき防止

炊き込みご飯を炊くときに酒を入れたほうがいいのは、風味やコクが増すだけでなく、ベタつき防止になるから。調味料で吸水が妨げられたお米の表面に付着した水分がべたつきの原因ですが、酒のご飯を固くする性質が、このべたつきを防ぐのです。

【3】具の量はお米の重量の約3割

炊き込みご飯の具は、お米の重量の3~4割ぐらいの量がちょうどいい量です。具はあまり大きく切るとちゃんと火が通らないこともあるのでほどよい大きさに。それぞれの大きさを揃えるように切りましょう。

【4】炊く前にお米と具を混ぜない

炊き込みご飯を炊くときに具にしっかり火を通したいという気持ちから、お米の中に具をまんべんなく混ぜたくなりますが、これは失敗のもと。具が炊飯中の水の対流を妨げてしまい、炊きムラができてしまいます。具はかたいものから順にお米の上に乗せていき、そのまま混ぜずに炊飯しましょう。
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