ライター : 戸田千文

紙とWEBの編集ライター

中洲・天神の屋台、歴史・営業時間・ルールなどをチェック

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福岡観光で定番なのが、中洲や天神で楽しむ屋台グルメです。実は、かつては全国で見られた屋台街。しかし戦後、衛生面の問題でGHQの指示により1950年には屋台全廃の命令が降ります。そんななか、福岡では屋台の店主らが連合会を立ち上げ、保健所や当時の厚生省と協議を重ね、1955年に屋台の営業が許可されたのです。

先人の努力によって生き残った福岡の屋台。定番の博多とんこつラーメンをはじめ、ひとくち餃子や焼き鳥など福岡グルメが楽しめる場として観光客に人気を集めています。決して広くない屋台で、ぎゅうぎゅうに座って食事を楽しんでいるうち、知らない人同士で会話が盛り上がるのも屋台の醍醐味。

ただし定休日のほか、天気が悪い日は臨時休業の屋台も少なくありません。公式SNSがある屋台の場合、当日お知らせがアップされることがあるため事前にチェックしてください。

福岡の屋台の基本情報・ルール・マナー

  1. 営業開始は18時頃から
  2. トイレは近くの公衆トイレや提携しているコンビニなどで
  3. 長居はせず、ハシゴを楽しもう
  4. 現金も持参しよう
  5. 店主さんとの会話を楽しもう
※このランキングは、基本的にGoogleクチコミの「ユーザー評価」と「クチコミ件数」に基づいて作成されています。「ユーザー評価」が同率の場合は「クチコミ件数」が多い方を上位に掲載(2023年12月20日現在)

【12位】子どもと一緒に楽しめる「博多屋台 中洲十番」(中洲):3.4pt/152クチコミ

2017年に営業をスタートした、比較的新しい屋台が「博多屋台 中洲十番」です。外国語メニュー表が用意されるほか、クレジットカードやQRコード決済などにも対応し、日本国内外の観光客が利用しやすいのが特徴。

レシートや領収書の発行もできるため、観光客だけでなくビジネス客にもぴったりです。ラーメンにもつ鍋、餃子、明太子さらに地ビールと福岡の名物グルメを一度に味わえるメニューも人気の理由。

長浜ラーメン

Photo by @kamab.co

750円
ぜひ食べたいのがラーメン。定番の長浜ラーメンに、ボリューム満点のチャーシュー麺、屋台発祥の焼きラーメンなど、どれを食べようか迷ってしまうラインアップです。

ファミリーにうれしいサービスもあり。小学生未満の子どもと来店した親子がラーメン類をオーダーした場合に限り、子どもには「お子様用ラーメン」が無料で提供されます。家族で福岡屋台を楽しむのにぴったりの店です。

おすすめポイント

  1. 外国語のメニューが豊富
  2. クレジットカードやQRコード決済も対応
  3. お子様ラーメン無料
店舗情報

【11位】渋い屋台の熱々天ぷら「屋台 もり」(中洲):3.7pt/195クチコミ

1973年創業の「屋台 もり」は、中洲エリアにある天ぷら中心の屋台。暖簾をくぐれば、昭和の演歌に混じってパチパチと油が跳ねる音とともに、大将が迎えてくれます。

屋台のショーケースには海鮮が並び、焼き物として提供されるほか、豚バラをはじめとした串焼きメニューも。また福岡名物の明太子を炙ってのせたお茶漬けは、締めにぴったりです。

天ぷら盛り合わせ

ぜひ食べたいのが看板の天ぷら。単品でもオーダーできますが、せっかくならいろいろ食べられる盛り合わせがおすすめです。

カラッと揚がったサクサクの天ぷらを、熱々のうちにどうぞ。野菜、魚介系とバランスよく提供されるのもうれしいですね。タイミングが合えば季節限定で食べられる人気メニューのカキ天もぜひおためしを。

おすすめポイント

  1. 串と天ぷらを食べたい方におすすめ
  2. 昭和48年から続く老舗の屋台
  3. 日本酒や焼酎が楽しめる
店舗情報

【10位】名物の餃子は必食「武ちゃん」(中洲):3.8pt/115クチコミ

中洲エリアの人気店のひとつが「武ちゃん」。博多ひとくち餃子の老舗「宝雲亭」から独立した店主が親子で営む、地元客や著名人のファンが多い屋台です。

時間をかけて仕込んだ料理はどれも美味。看板メニューの餃子のほかにも、名物のどて鍋や白味噌でじっくり煮込んだおでんなど、丁寧な仕込みがひかる品々はぜひ食べたおきたい逸品です。
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