ライター : 白井シェル

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白酒(パイチュウ)とは?特徴について

白酒(パイチュウ)は、中国由来のお酒で、高梁や小麦、豆類、とうもろこしなどが原料の中国産の蒸留酒のことです。白酒の“白”は、白色ではなく透明を意味しています。

アルコール度数は、40~60度ほどと高いのが特徴。また、数十種類の香り成分が含まれている、香りの強いお酒でもあります。

ひな祭りで飲む白酒との違い

中国の白酒は、日本のひな祭りに飲む白酒(しろざけ)と漢字は同じですが、まったく違うお酒です。白酒(しろざけ)は、蒸した白米と米麹が原料となる、甘味の強いお酒。蒸した白米と米麹のなかに、酒や焼酎などを加えて熟成させ、できたもろみを磨り潰して作ります。色は白くて濁っており、とろみがあるのが特徴的。

ひな祭りに白酒を飲む理由は、ひな祭りのルーツにあります。元来ひな祭りは男女関係なく、邪気を払う行事としておこなわれていました。その際、白酒は「邪気を払い不老長寿を願う」として飲まれていたのです。その名残として、今でもひな祭りには白酒を飲むことがあります。

白酒(パイチュウ)は全部で3種類

醤香

醤香は「ジャンシャン」と読み、上品でまろやかな香りが特徴的です。濃厚な味わいで、口に芳醇な旨味が広がります。

清香

清香は「チンシャン」と読み、さっぱりとした味わいです。酸味が少しあり、爽やかで上品な風味が感じられます。梨のようなフルーティーな香りが特徴的です。

濃香

濃香は「ノンシャン」と読み、独特の香りが特徴的です。濃香は中国の伝統的な白酒に、もっとも多いタイプとされています。濃厚な味わいでありながら清らかで、甘みが爽やか。

白酒(パイチュウ)のおすすめの飲み方

ストレート

白酒そのものの味を楽しみたいなら、ストレートがおすすめです。濃厚な味わいをしっかりと感じることができます。アルコール度数が40~60度ほどです。
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