ライター : muccinpurin

製菓衛生師 / 料理家

カルディに大豆ミートアイテムが登場!

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カルディに新作レトルト「大豆ミートと香味野菜のトマトソース」「大豆ミートとひよこ豆のキーマカレー」が仲間入りしました。

ここ数年、畜産肉に代わるタンパク源として注目を浴びている大豆ミートを使い、子どもから大人まで幅広く愛される、トマトソースとカレーにアレンジ。「味は肉とどう違う?」「食べ応えが気になる!」という声にお応えすべく、2種の大豆ミートアイテムを食べ比べレビューします♪

大豆ミートとは

大豆からたんぱく質を取り出し、肉のように加工したもので、畜産肉に代わるタンパク源として注目を集める食材。

大手コンビニチェーンやレストランのメニューにも用いられ、「大豆肉」「ソイミート」「ベジミート』などの名称で呼ばれることも。まだ数が少ないものの未加工の大豆ミートも販売され、さらに認知度を上げています。

もへじ「北海道から 大豆ミートと香味野菜のトマトソース」

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もへじ「北海道から 大豆ミートと香味野菜のトマトソース」298円(税込)
「大豆ミートと香味野菜のトマトソース」は、大豆ミートにじっくりとソテーした香味野菜で旨みをプラス。スパイスをブレンドすることで奥深い味わいに仕上げたトマトソースです。

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主役となる大豆ミートには国産大豆を使用。ほかにも玉ねぎ、にんじん、セロリ、にんにくなどたくさんの香味野菜が使われていて、材料のラインアップからもこだわりの強さを感じますね。

1袋130g入りで1人分。カロリーはトマトソースだけで118kcalとあります。

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袋から出したトマトソースの見た目は、一般的なトマトソースとほぼ変わりません。ミートソースではなくトマトソースなので、どちらかといえばトマト感が強い印象です。すくってみると大豆ミートの小さな粒々が見えましたが、言われなければひき肉と見惑うビジュアルでした。

湯せんを使う場合は袋のまま沸騰したお湯に入れ、3~5分温めます。電子レンジを使う場合は深めの耐熱容器に中身をうつし、ラップをかけて500Wなら1分30秒、600Wなら1分ほど温めてくださいね。

食感は控えめだけど…

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たっぷりの香味野菜とともに煮込まれたトマトソースは、野菜の旨みがギュギュっと溶け込んで甘~い。トマトの水煮缶とにんにくだけで作る即席トマトソースとは違い、トマト特有の酸味もなく、さっぱりしながらもマイルドな味わいです。バジルが使われるようですが、そこまで風味は強くありませんでした。

肝心の大豆ミートですが、見た目はひき肉そのもの。食べ応えはひき肉をちょっぴりやわらかくしたイメージで、大豆の香りや味はそこまで感じません。当然大豆なので “肉の旨み” 的なものはありませんが、クセがあるわけでもなく、トマトソースになじんで違和感なくパスタに絡む、ごくごく普通のおいしいトマトソースです。

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ごくごく普通、とは決してネガティブな意味ではありません。ひき肉を大豆ミートで代用することで食べ応えをもたせつつ、風味や味わいを落とさずキープすることは並大抵のことではありませんから。

好みの問題ですが、やや塩分が少なく感じられたので粉チーズを足して食べるとちょうどいい味わいになりますよ。

もへじ「北海道から 大豆ミートとひよこ豆のキーマカレー」

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もへじ「北海道から 大豆ミートとひよこ豆のキーマカレー」368円(税込)
こちらは大豆ミートとひよこ豆、にんにくやしょうがなど数種類の香味野菜やスパイスを加え、具材たっぷりに仕上げたキーマカレー。大豆ミートだけでなく、ビタミンB群や食物繊維、ミネラルを多く含むひよこ豆を使った、栄養バランスのいいカレーです。

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トマト、トマトピューレ、玉ねぎ、にんにく、しょうが、ひよこ豆……。原材料を見てみると、とにかく野菜がたっぷり使われているのがわかります。スパイスも、ガラムマサラ、コリアンダー、クミン、ターメリック……とずらり。1袋200g入りで1人分。カロリーはキーマカレーだけで190kcalとあります。

トマトソース同様、電子レンジか湯煎を使って温めてくださいね。

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温める前に中身をチェックしてみると、ひき肉……じゃなくて大豆ミートとひよこ豆がごろごろ。カレーソースの濃い色に包まれると大豆ミートが完全にひき肉にしか見えません。ひよこ豆のごろごろ感もあり、食べ応えがありそう……!

スパイス香る本格派!

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見た目的には完璧にキーマカレー。スパイシーな香りに誘われてひと口頬張ってみても、やっぱりキーマカレー!トマトソース同様ややひき肉独特のつぶつぶとした食べ応えに欠けますが、言われなければ気づかないレベルです。むしろ、これが大豆からできているんだから驚きます。

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たっぷりの野菜を煮込んだカレーは、辛さの奥にフルーティーな味わいも。数種のスパイスを使った本格派で、舌先にジリジリとした心地よい辛さを感じますよ。

カレーとトマトソースを同列で比べるのはむずかしいですが、おそらく大豆ミートそのもののボリュームが多いのとひよこ豆が入っている分、カレーのほうが満足感があります。

ただし、かなりスパイシーなので辛いものが苦手な方や子どもには向かないかもしれません。
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