ライター : Sheage(シェアージュ)

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ぬくもり溢れる製品を生み出す急須の窯元

萬古焼の産地である三重県四日市市にて設立された「南景製陶園(なんけいせいとうえん)」。1913年に陶土の製土業として創業し、1972年からは急須の窯元として数々の製品を手がけてきました。独自に配合された土を使って一つひとつ丁寧に作られるプロダクトは、どれもあたたかみを感じるものばかり。

古くから四日市にあったという、粒が細かく粘性のある土。急須はその土の性格を生かし、いくつかのパーツに分けて作られます。高い完成度で仕上げたパーツ同士を水で溶いた土で接合していく技術は、ごく限られた窯元だけが採る技法なのだそう。その後、素焼きや本焼成を行い、およそ1か月半の道のりを経て完成されます。

品格漂う佇まいが美しい「黒練」の急須

鉄分を多く含んでいる陶土は、昔から急須用に配合されている土。こちらは、釉薬をかけずに鉄分が黒くなる方法で焼しめた「黒練」の急須です。釉薬をかけないことで、内側の表面の細かな凹凸がお茶の渋みを程よく緩和し、まろやかな美味しさを演出してくれます。

写真左の「芙蓉」は、その名の通り芙蓉の花をイメージした小ぶりな急須。一人でゆっくりとお茶を楽しむ際に便利ですが、煎茶碗で2~3杯分淹れられるため、少人数の来客時にも安心して使えます。写真上中央は、托鉢僧侶が持つ鉄の鉢を思って形作られた「鉄鉢」。50年以上前から作り続けている定番の形で、芙蓉より若干多めの容量です。少しふくよかな形状の写真右下は、杏の実を思い描いた「杏」。来客時はもちろん、食事時などに大きめの湯呑みでたっぷりとお茶を楽しみたい時にもおすすめです。

急須 黒練
(左)芙蓉
5,830円(税込)

(上中央)鉄鉢
6,600円(税込)

(右下)杏
7,920円(税込)

食卓をやわらかく包み込む「白練」の急須

淡いグレーベージュが美しい「白練」の急須に使っている陶土は、大正時代に急須の土として流行した「白泥」を、オリジナルの配合で復刻したもの。食卓やお茶のシーンをやわらかく彩る、優しげな印象に仕上がっています。

左の「Sencha320」、右の「Sencha150」ともに、和洋どちらの雰囲気にも馴染むシンプルな形がスタイリッシュ。直線的なデザインなので、洗いやすいというのも特徴です。使い込むほどにだんだんと表情を変え、色合いが豊かになっていく様も楽しんで。

急須 白練
(左)Sencha320
8,030円(税込)

(右)Sencha150
6,270円(税込)

湯呑み碗やお皿にも注目

急須以外にも、お皿や湯呑み碗なども展開している南景製陶園。先ほどご紹介した黒練・白練と同じ素材で作られた切立碗(左)は、少し大きめに形成されているため、食卓に並べる小鉢などにも使えます。吸水性のない土を使用していて、匂い移りも気にならないとのこと。

右は、手のひらにすっぽりと収まる小ぶりな湯呑み碗。写真にある灰・黄・深緑の3色は、オンラインショップ限定色です。お揃いの菓子皿もあるので、お好きな色を組み合わせてテーブルコーディネートを楽しむのも素敵。

(左)切立碗 黒練/白練
4,400円(税込)/4,950円(税込)

(右)高台 碗 貫入 ※online限定色
各1,452円(税込)

暮らしに寄り添う道具を食卓にお迎えしてみては

道具とは、いつの時代も誰にとっても使いやすくあるべきもの。その信念を持つ南景製陶園は、これまで培ってきた技術に基づきながら、現代の暮らしに寄り添う道具を生み出し続けています。凛と佇む急須や湯呑み碗を食卓にお迎えすれば、いつものお茶の時間がより充実したものになることでしょう。
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