ライター : macaroni公式

茅場町あおぞら田んぼプロジェクトって?

Photo by plenus

お弁当の「ほっともっと」、定食屋「やよい軒」などを展開する会社、プレナス。プレナスが今年はじめた取り組みが、今回ご紹介する『茅場町あおぞら田んぼプロジェクト』です。

このプロジェクトは、年間40,000トンものお米を使う同社が始めた『米文化継承事業』のうちのひとつ。東京都中央区にあるプレナス本社の屋上に田んぼを造営し、稲刈りから脱穀・精米までを地元の小学生たちと一緒におこなうというものです。

和気あいあいと盛り上がった脱穀体験のレポートと、事業の発足背景、お米へのこだわりとおいしさの秘密をドドンとお届け!読み終わる頃にはきっと、ほっともっとのお弁当を食べたくなっているはずです♪

地元の小学生と一緒にいざ脱穀&精米体験!

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今回脱穀体験を一緒におこなったのは、プレナス本社からすぐ近くの場所にある中央区立阪本小学校の児童たち。創立はなんと明治6年。今年で開校147年の日本で一番最初にできた歴史ある公立小学校なんだとか。門構えにも風格がありますよね。

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プレナスの屋上で育った稲を刈り取る男子児童
実は9月、プレナス本社の屋上で育った稲を刈り取るという体験を行っていました。今回はそれぞれが刈った稲を自分たちで脱穀するという、実質2回目の授業です。

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教壇に立つのは、一般社団法人Plenus米食文化研究所・八谷さん。「今回はめっちゃ大変だよ〜!」と、脱穀から精米までの流れをレクチャーし、さっそくみんなで作業に入ります。

いざ、脱穀体験スタート!

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まずは刈った稲を稲穂と茎に仕分けし、稲穂をひと束ずつ手に取り、牛乳パックを使って一粒ずつの種もみにバラしていきます。パックの口を押さえて稲穂を引くこの作業、意外と力が必要。昔の人はこうやって手作業でやっていたことを知り、「こりゃ大変だ!」と早くも気の遠くなりそうな小学生たち(笑)。

黙々と作業する女の子たちの側で、元気な男の子たちは「面倒だあ〜〜!!」なんて言いながらも、スピードを競い合ったり、自分なりに早い方法を見つけてどんどん作業していきます。

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稲穂から種もみをひと粒ずつバラしたあとは、すり鉢と軟式野球ボールを使って、種もみのもみ殻を剥がしていく作業。ボールを力強く種もみに押し付けることで、もみ殻が少しずつ剥がれていきます。

こちらもなかなか力がいる大変な作業……大人たちがサポートしながらも、みんな飽きずに根気よく頑張ってる!えらい!

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もみ殻を剥がしたあとは、サーキュレーターやうちわで風を当てて殻を飛ばし、食べられるお米だけを抽出。「なんでお米は飛ばないの〜!?」と驚きながら、みんなきゃっきゃと楽しそう。もみ殻を除けば玄米の状態なので、あとは精米するだけです!

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つるんと剥けた玄米の状態で精米機にかけ、精米したら完成!やっと、いつも食べるごはんの一歩手前の状態になりました。

稲刈り〜脱穀〜精米を経て、やっと袋詰めしたものを受け取ったみんな。「これ今日お母さんに炊いてもらお〜」と誇らしげな表情です。大きな稲からどれくらいのお米が採れるのか、昔の人の手作業がいかに大変だったか、普段知れないことを身をもって感じていたようです。

プレナスが「米文化継承」に力を入れるのはなぜ?

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プレナスがなぜこのような取り組みをしているのか。それはプレナスが、経営する店舗累計で年間40,000トンものお米を消費しており、事業に何よりもお米・ごはんが欠かせないということ。また、日本のお米を取り巻く環境をより良くしていきたいという思いが根幹にあるから、と言います。

毎日当たり前のように食べているお米ですが、日本人ひとりあたりの米の年間消費量*は、昭和37年(1961)の118.3㎏から、平成30年(2018)には約半分の53.8㎏まで減少。

明らかな米離れが進む現代に、事業としてだけではなく、日本の文化として米の魅力を伝えることでも米消費に貢献していきたいと『米文化継承事業』は立ち上がりました。

*農林水産省「米をめぐる関係資料」より出典

店舗のお米のおいしさの秘密は・・・

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続いて、メイン事業の「ほっともっと」や「やよい軒」で使っているお米のこだわりをご紹介。プレナスでは、お米の精米とブレンドから品質管理、店舗での炊飯マニュアルまで、隅々まで徹底した“おいしいごはんづくり” がなされているんです。

こだわりの「金芽米」

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店舗で使うお米は、玄米のような栄養価を持ちながら白米のおいしさを味わえる「金芽米」。北海道から九州まで、全国の米産地から集められたお米を、年間を通して安定したおいしさを届けられるようブレンドしています。

徹底した品質管理で、安全とおいしさを守る

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お米は各地から玄米の状態で集められ、全国4ヶ所にある精米工場でまず品質チェックにかけられます。何工程にもわたる細やかなチェックを経て、ようやく精米・ブレンドをし、店舗に運ばれるんです。

おいしさを最大限に引き出す炊き方を各店徹底

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こだわり抜いたお米をおいしいごはんに仕上げるのは店舗の役割。プレナスでは、全店舗にガス釜を導入し、細かな炊飯マニュアルのもと、日々ごはんを炊いています。だから「ほっともっと」や「やよい軒」のごはんはひと粒ひと粒が際立ち、ふっくらとツヤがある。いつ食べてもおいしいわけです。

お弁当や定食の事業だから、毎食提供するお米が一番大事。そのこだわりを、全ての店舗で徹底し、全国で“おいしい”を提供し続けています。

だからおいしい、ほっともっとのお弁当

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今回は、プレナスがおこなう米文化継承事業内の「茅場町あおぞら田んぼプロジェクト」と、お米へのこだわりをご紹介。まさに『お米愛』があるからこその取り組みです。

ちょうどお米がおいしく、食欲が高まる秋。ぜひ「ごはん」に注目しながら、ほっともっとのお弁当を味わってみてはいかがでしょうか。
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