ライター : ☆ゴン

アードベッグってどんなウイスキー?

アードベッグとはスコッチのブランド名で、スコットランドのアイラ島で造られているモルトウイスキーのことです。

スコッチの聖地と呼ばれるアイラ島は、磯の香りとスモーキーフレーバーが強い、アイラ・モルトの生産地として有名。そのなかでもさらに個性的な香りと味わいを持ち、多くの愛好家に支持されているのがアードベッグです。

アードベッグが生まれた蒸留所とその歴史

アイラ島にあるアードベッグ蒸溜所は、1815年に商業生産を開始。独特の味わいが人気となり、たちまち世界的な有名ブランドへと成長するのです。

その後の1970年代からは度重なる買収で、操業と停止を繰り返すものの、1997年の買収を最後に経営が安定。現在はLVMH傘下のスコッチメーカーとなっています。

個性豊かなアードベッグの味わい

アイラ島のスコッチはほかの地域よりも、ピート(泥炭)を焚いたときのヨード香とスモーキーな香りが強く、磯の香りを感じられるのが特徴で、アイラ・モルトの名で区別されています。そのなかでもピートの香りがもっとも強いとされるのがアードベッグ。

また一般のウイスキーのように原酒を冷却濾過することなく、常温濾過することで果実のようなエステル香を残しています。そのためスモーク香だけでなく、芳醇な香りをあわせ持つのが一番の魅力です。

アードベッグのおすすめの飲み方は?

個性ある香りと味をダイレクトに楽しむなら

アイラ・モルトを飲み慣れている人には、ストレートが一番です。氷が溶けていくほどに味の変化を楽しめる、ロックもおいしい飲み方。トゥワイスアップ(水割り)では、香りとその奥にある甘さやフルーティーさを味わえます。

アードベッグ初心者にはハイボールがおすすめ

アードベッグはたいへんスモーキーでクセが強いため、初心者にはハイボールで飲むことをおすすめします。炭酸で割ると独特の香りやクセを抑えられるうえ、スパイシーさを感じる爽やかな味わいを楽しめると人気です。
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