ライター : おいしいマルシェ

磯崎舞(スイーツプロデューサー)/乳業メーカーの広報などの仕事を経て、ライターとして雑誌やwebで記事執筆のほか、フォトグラファー、百貨店の催事を企画する“スイーツプロデューサー”として、スイーツの新たな魅力を引き出し広めている。スイーツの中でも日常に寄り添って小さな幸せを与える存在の焼き菓子に着目。焼き菓子好きのサークル、焼き菓子の輪をInstagramで展開。
バレンタインシーズンが近づいて、気になるのはチョコレートを使った商品。他の人と差をつけたいならば今年のバレンタインは趣向を変えて、ボンボンショコラやトリュフなどのショコラの詰め合わせではなく、チョコレートの焼菓子を渡してみてはいかがでしょうか?
美味しさだけではなく見た目やシェアしたくなる焼菓子をご紹介するこの連載。第14回目はCRAFTALE(クラフタル)の「クラフタルオペラ」を紹介します。
「ミシュランガイド東京 2019」で一つ星の評価を受けた注目のフレンチレストランが手がける、味も見た目も本格的なチョコレートの焼菓子だったら気持ちが伝わる特別なバレンタインギフトになるはず。

本をイメージしたクールなデザインのパッケージ

CRAFTALEという店名は、手作りを意味する「CRAFT」と、物語を意味する「TALE」を掛け合わせた造語。

その2つの想いを込めて、パッケージはセンスあふれる本の形に。シンプルでデザイン性が高い見た目は、男性が気兼ねなく受け取ることができそうです。
重厚感のある表紙をめくると、中には一つ一つ銀紙に丁寧に包まれた「クラフタルオペラ」が入っています。ぎっしりと箱に詰められた見た目は、まるで本棚に整然と並べられた本のようで、食べる前から心ときめくストーリーが始まります。
それでは、気になる中身をご紹介します。

フランスの伝統菓子「オペラ」を独自にアレンジ

まず、目を引くのはこの厚み。フランス発祥の濃厚なチョコレートケーキ「オペラ」をサブレでサンドしてあります。

パッケージ同様、見た目は本が着想源。重なった層を本のページに例え、サブレを本の表紙のように添えてあります。
クッキーサンドが最近流行っていますが、このようにオペラが挟んであるものは珍しく、大胆な発想に多くの方が驚くでしょう!
フランス ヴァローナ社のカカオ分64%の「マンジャリ」を中心にベルギー産とスペイン産のチョコレートをブレンドしたガナッシュと、しっとりしたショコラの生地が幾重にも重ねてあります。
ビターなコーヒー風味のサブレは、ガナッシュとの相性を考えて甘さは控え目。あと味のキレや奥深さが出るようにゲランドの塩を練り込んでいます。
濃厚なガナッシュがなめらかに口どけていくと深みを増し、噛み締めるたびに香りが広がっていきます。食べ始めから食べ終わりまで、その甘美なストーリーに引き込まれて、いつまでもその余韻に浸りたくなるほどです!

1年半の試作から生まれた渾身の自信作

「たとえお客様の手に渡っても、レストランとしてのクオリティを保ったままの贈り物や手土産になるように」という想いで、一切の妥協無しで作られた「クラフタルオペラ」。

なんと、完成するまでに1年半の歳月をかけて試作を繰り返して生まれたそう。
配合や製法に工夫を重ね、口に入れてからの香り、食感、味わい、余韻に至るまでを緻密に計算。お子様や女性でも無理なく食べられる厚みでありながら、1個の満足度をしっかり感じられるサイズに仕上げてあります。

3通りの食べ方で、楽しみも3倍に!

「クラフタルオペラ」は冷凍で配送されます。それは美味しさを保つための工夫の一つですが、解凍具合によって3通りの楽しみ方ができるのも魅力的です。
冷凍の状態であればアイスのようになり、レンジで温めるとフォンダンショコラのように変化!一番のオススメは常温。冷蔵庫で2時間ほど解凍して、食べる15分前に室温に戻すと、香りの広がりと余韻をより一層感じられます。それぞれの食べ方を試して、ぜひお好みを見つけてみてください。

中目黒にある注目のフレンチレストラン CRAFTALE

CRAFTALEは中目黒駅から徒歩6分ほどのビルの2階にある隠れ家的なフレンチレストラン。シックで落ち着いた店内の窓からは、四季折々の景観と中目黒川を臨むことができます。
オーナーの大土橋 真也シェフは「ザ・ジョージアンクラブ」「ジョエル・ロブション」で修業し、渡仏。帰国後には東京・初台の「レストランアニス」でオープニングより腕を振るい、2015年9月に「CRAFTALE」のシェフに就任。「ミシュランガイド東京 2019」で一つ星を獲得した確かな経歴の持ち主です。
大土橋シェフの想いから生まれた、ストーリー性のある「クラフタルオペラ」。本命へのバレンタインギフトや大切な人への贈り物にセレクトしてみてはいかがでしょうか?
百貨店などの催事時を除き、基本的にメールフォームか電話の注文のみとなっているので、ぜひお店のホームページをチェックしてみてください。
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