ライター : きく

チョコレートの歴史

チョコレートが最初に食べられたのは1674年頃。英国のパン職人たちが、チョコレートを固形にしてパンの具材としたのが始まりと言われています。 それまではカカオ豆をすりつぶしたものを食べたり、ドリンクや媚薬として親しまれてきました。エジプトでは硬貨の役割も果たす、贅沢品だったそうですよ。 この頃に食べられたチョコレートは、甘さが少なく、カカオ豆の苦味が際立つ味わいデイsたが、コンデンスミルクを混ぜたことで、現在の万人ウケする甘い味わいのミルクチョコレートができたと言われています。

ベルギーチョコの特徴

ベルギーチョコレートは、カカオをたっぷりと使い高温で練り上げることで、風味を最大限に引き出す、伝統的な製法で作られています。 原料へのこだわりも独特で、カカオは15ミクロンから18ミクロンと細かなものを使用。チョコレートに含有されるカカオの量も他国よりも高いと言われているんですよ。 また、風味や味わいへのこだわりが強いベルギーチョコレートですが、やわらかいペースト状のクリームを包んだチョコレート「プラリネ」をはじめとした、工芸品のような見た目も、ベルギーチョコレートの欠かせない特徴になっています。

ベルギーチョコブランド

ゴディバ

世界的なチョコレートの高級ブランドとして知られる「Godiva(ゴディバ)」。バレンタインやホワイトデーの贈り物に選ぶ人も多いですよね。ベルギー王室御用達のチョコレートとされていますが、現在はトルコの食品会社の子会社になっています。 1962年、マスターショコラティエとして働いていたジョゼフ・ドラップス氏によって創業。従来のシンプルなタブレット型チョコレートではない、宝石のように美しいボンボンショコラを初めて提供したブランドと言われています。

ガレー

ユニークなルージュ型のパッケージが目をひく、「Galler(ガレー)」のチョコレート。ホワイトデーや女性への贈り物として購入する人が多いですよね。最近では、ベルギーチョコレートの王様とされる「ゴディバ」にも迫る人気のブランドです。 創業者であるジャン・ガレーは、なんと21歳という若さで自らのチョコレートショップ「ガレー」を開業した天才ショコラティエで、異例の速さでベルギー王室御用達のブランドとして認定されました。

ピエール・マルコリーニ

ベルギーチョコレートといえば甘さがポイントですが、「PIERRE MARCOLINI(ピエール・マルコリーニ)」のチョコレートはカカオ風味が効いた、大人の味わいが特徴。カカオに対するこだわりが強く、カカオ豆の仕入れルートの開拓や買い付け、選別、調合、焙煎などすべてを自身で行っているというから驚きですよね。 ピエール・マルコリーニ氏はパティシエ以外に4つの職人資格を持っており、バラエティーに富んだ形がかわいらしいアソートチョコをはじめとしたチョコレート以外のスイーツもおいしいと評判です。

ヴィタメール

アンリ・ヴィタメールによって創業された「Wittamer(ヴィタメール)」は、ベルギー王室の特別なおもてなしの席やウェディングなどで振舞われる、正真正銘のベルギー王室御用達ブランドです。 おすすめは、ブランドの名前がついたボンボンショコラ。コニャックを練り込んだガナッシュを、ビターなチョコレートで包んだひと粒です。ヴィタエールのお店は、ベルギー以外には日本にしかないので、気になった方はぜひお店に行ってみましょう♪
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