ライター : muccinpurin

製菓衛生師 / 料理家

夏はスパイス料理がおいしい季節!

Photo by muccinpurin

暑い夏は、なぜだかスパイスが効いた料理が食べたくなりますよね。汗をかきながら味わうスパイスの刺激は何物にも代えがたいおいしさです。 辛い物といえばカレーが思い浮かびますが、実はカレーの本場・インドやスリランカで日常的に食べられているのはカレーだけではありません。そのひとつがカレー風味の炊き込みご飯「ビリヤニ」です。 今回は、カルディで販売中の「混ぜるだけでできるビリヤニ」を取り上げます。この夏は、煮込まずにサッと作れるビリヤニで決まりです!

そもそもビリヤニって?

「ビリヤニ」は、スペインのパエリア、日本の松茸ごはんと並ぶ世界三大炊き込みご飯のひとつに数えられる、カレー風味の炊き込みご飯です。 主にインドやスリランカなど、スパイスを使う国々で日常的に食べられています。数種のスパイスを組み合わせて、具材の旨みをすべて米に吸わせて炊き上げます。

スパイスの調合不要!「混ぜるだけビリヤニ」

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「混ぜるだけビリヤニ(インド風スパイシーご飯)」298円(税込)
スリランカやインドなどで広く食べられるビリヤニは、日本で言うところの炊き込みご飯のような料理です。数種のスパイスでご飯を炊き込んだ、親しみやすい味わいで子どもから大人まで愛されているのは、日本の炊き込みご飯と通じるものがありますよね。 日本の炊き込みご飯は、切った具材と醤油、酒などの調味料を加えて炊飯器のスイッチをポン通すだけでできますが、ビリヤニはそうはいきません。 まずはグレービー(スパイスで作ったカレーのようなもの)を作り、半分ゆでたお米、グレービー、お米、グレービー……と何層にも重ねて蒸すという、手間のかかる料理なんです。ほかにもいくつか作り方がありますが、いずれもちょっと手がかかるのが難点といえます。

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とはいえ、インドやスリランカの人々から愛されるビリヤニは、スパイスの複雑な香りと具材の旨みが詰まった、絶品炊き込みごはん。世界三大炊き込みご飯に選ばれるくらいですから、そのおいしさは折り紙付きです。 おいしいビリヤニを、スパイスをそろえずに混ぜるだけで手軽に味わえるなんて、ちょっと食べてみたくなりますよね? パッケージを開けると、2合分のビリヤニを作るためのソースが入っています。これ以外に用意するのは炊き立てのごはんだけです。さあ、さっそく作ってみましょう!

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ご飯に混ぜる前に、ビリヤニのもとを器に出してみました。見た目は、かなり濃度の濃いカレーで、ちょっぴり油が多い印象です。 ごろっとした鶏肉がいくつか入っていて、スパイシーな香り。少し舐めてみると、旨みたっぷりのカレーの味でした。これがご飯と合わさると考えると、おいしい予感しかしません!

ご飯は固め推奨!

とにかく、ソースと炊き立てごはんを混ぜるだけ!と工程は簡単なんですが、おいしく作るコツは、ごはんの炊き加減にあります。 インドのお米・バスマティライスと比べて、日本のお米はもっちりと粘り気があります。その粘り気をなるべく出さないために、ちょっぴり固めに炊いたごはんを使ってください。 炊きあがったごはんをほぐしたら、ソースを加えてしゃもじでさっくりさっくりと混ぜ合わせます。湯気とともにカレーの香りが立ち上り、食欲が刺激されて、お腹がなりそうに……。全体がカレー色に染まったら、できあがりです!

辛すぎないから家族みんなで召し上がれ♪

できたてのビリヤニに、ゆで卵やトマト、きゅうりをあしらってカラフルに盛り付けました。本場インドでも刻んだパクチーや紫玉ねぎなどでビリヤニに彩りを添えて盛り付けるので、それをお手本に身近な食材でアレンジ。 スパイシーな香りで、食欲をそそるビリヤニは、思ったほど辛すぎないので、大人も子どもも食べやすい味わいです。いくつものスパイスが複雑に絡み合って、香りや味に深みを出していて、いくら食べても飽きることがありません。
あまり辛くないですが、もっとマイルドに楽しみたいなら、温泉卵のトッピングがおすすめです。少しずつ黄身を混ぜながら食べると、辛みがぐっとマイルドになりますよ。 ビリヤニとしてはちょっと邪道かもしれませんが、バターを一緒に混ぜ込んでもおいしそう。香りもコクもアップして、ちょっぴり洋風な味わいになりそうです。レタスに巻いて食べてもおいしそうですね。

香り豊かな本場の味が3分で!

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たくさんのスパイスを用意したり、面倒な手間をかけなくてもおいしいビリヤニが味わえる、カルディの混ぜるだけシリーズ。 ごはんさえ炊いておけばあとは混ぜるだけなので、調理時間はたったの3分。できるだけキッチンに立ちたくない夏にぴったりなアイテムでした。 この夏は「混ぜるだけビリヤニ」で、楽ちんでおいしいランチタイムを!
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