ライター : kinako

岩おこしとは?

大阪名物の岩おこしは、米を細かく砕き、水飴などで固めたお菓子のことです。そこにショウガやゴマなどが混ぜられることもあります。 「粟おこし」との違いがよく挙げられますが、岩おこしは粟おこしより歯ごたえのある硬さがあるのが特徴。米が細かく砕かれているので、隙間はほとんどありません。 江戸時代、大阪の運河工事で「掘り起こし工事」を行った際に大きな岩がゴロゴロ出てきたのが名前の元。大坂の掘り起こし→岩おこしという由来で名付けられたと言われています。

岩おこしと雷おこし

大阪名物岩おこしと同じように、東京にも「雷おこし」という名物があります。 岩おこしは砕いた米を使いますが、雷おこしは米を蒸したあとに煎り、ふくらませたものに水飴や落花生などを混ぜて固めたもの。 1795年(寛政7年)に浅草で売出しが始まったと言われており、雷おこしは「家を起こす」「名を起こす」につながる縁起物として親しまれていました。また雷除けのおまじないとしても人気を集めたのだそう。 近年、伝統の雷おこしのほか、現代風にアレンジした雷おこしも登場していますよ♪

それぞれの有名メーカーは?

大阪の岩おこしメーカーでよく知られているのが、「つのせ」「あみだ池大黒」「梅仙堂」「戎大黒本舗」の4社。どの会社も大変古くからおこしの製造・販売をおこなっています。 もっとも古い創業が「つのせ」の1752年(宝暦2年)。「あみだ池大黒」の創業は1805年(文化2年)、「梅仙堂」は創業1920年(大正9年)、「戎大黒本舗」は1927年(昭和2年)と老舗ぞろいです。 また、雷おこしの2大メーカーとして知られているのが、「常盤堂雷おこし本舗」と「大心堂」。 「常盤堂雷おこし本舗」が浅草に店を構えたのは、1892〜1893年(明治25〜26年)頃。第二次世界大戦での店舗消失などをくぐり抜け、江戸の味・浅草の味である雷おこしを全国に届けています。 それぞれ長い歴史を紡いできたメーカーばかりですね。お土産を買うときに参考にしてみてください♪

おすすめの岩おこし5選

1. 大阪名物はコレ♪ つのせ「岩おこし」

ITEM

つのせ 岩おこし

¥540〜

内容量:8枚

※2021年1月28日時点 価格は表示された日付のものであり、変更される場合があります。本商品の購入においては、Amazon.co.jpおよびrakuten.co.jpおよびshopping.yahoo.co.jpで正確かつ最新の情報をご確認ください。
老舗中の老舗、つのせの岩おこしです。10枚入りですが、空気が入らないようビニールパックに入れられているので湿気の心配もナシ。ちょっとずつ食べられるよう、切れ目が入っているのもうれしいポイントです。

2. ショウガ味も人気!つのせ「生姜おこし」

ITEM

つのせ 生姜おこし

¥540〜

内容量:8枚

※2019年10月10日時点 価格は表示された日付のものであり、変更される場合があります。本商品の購入においては、Amazon.co.jpおよびrakuten.co.jpおよびshopping.yahoo.co.jpで正確かつ最新の情報をご確認ください。
ショウガが入りの岩おこしです。こちらもビニールパック入り。もちろん切れ目も入っています。賞味期間が常温で120日と、日持ちのよさもポイント。自身のおやつのほか、旅行や出張のお土産にもおすすめです。

3. 風味がとっても豊か♪ あみだ池大黒「岩おこし 10枚束」

ITEM

あみだ池大黒 岩おこし

¥648〜

内容量:10枚

※2021年1月28日時点 価格は表示された日付のものであり、変更される場合があります。本商品の購入においては、Amazon.co.jpおよびrakuten.co.jpおよびshopping.yahoo.co.jpで正確かつ最新の情報をご確認ください。
あみだ池大黒の岩おこしの特徴は、ショウガの辛さとコクのある黒砂糖。独特の硬さも特徴のひとつです。オリジナルサイズの10枚入りのほか、食べやすいミニサイズ(20枚入りで432円)も販売されています。
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