ライター : mezamashicook

管理栄養士、トマト愛好家

ブームの予感!? ラムネ菓子とは

ラムネの歴史

日本で初めてラムネ菓子が作られたのは、1881年のこと。当時の日本では、飲料のラムネはまだまだ高級品でした。そこで、ラムネの味を安価で子どもたちに楽しんでもらおうと、お菓子のラムネが作られるようになったそうです(※諸説あります)。

ラムネが最初に作られたのは、江戸時代からある「お菓子横丁」で有名な埼玉県川越市と言われています。

「ラムネ」という名前の由来は、英語の「レモネード」で、これがなまって「ラムネ」と呼ばれるようになりました。ちなみに、飲料のラムネが伝わったのは1853年のことだそうです。

カロリーはどのくらい?

ラムネビンをモチーフにしたプラスティックの容器に入っている、森永製菓の「ラムネ」は、1本29gあたり約108kcalです。(※1)

1粒あたりではたいしたカロリーではありませんが、アメやガムなどのような感覚で一日中ダラダラと口にしてしまうと、摂取した総カロリーは意外に高くなってしまうので要注意ですよ!

ラムネ菓子には2つの主成分がある

ブドウ糖

「二日酔いや疲労回復にラムネがきく」というウワサを聞いたことはありませんか?そのヒミツは、ラムネの成分のうち90%を占めるというブドウ糖にあります。ブドウ糖のほかの成分は、片栗粉(またはコーンスターチ)と酸味料のクエン酸です。

ラムネ菓子に含まれるブドウ糖が二日酔いや疲労回復にきくということが、科学的に証明されているわけではありません。ですが、二日酔いや疲労時にはブドウ糖が不足している場合があり、身体に速やかに吸収されるブドウ糖を摂ると調子が良くなったように感じることもあるようです。

実際に、仕事や勉強を頑張る人に愛用されていることからもその効果は伺えますね。(※1)

砂糖

ラムネによってはブドウ糖ではなく、砂糖が主原料になっているものもあります。どちらも甘く、味に大きな違いはありませんが、構造に違いがあります。

砂糖はブドウ糖と果糖が結合した二糖類です。一方ブドウ糖は単糖であり、複合体である砂糖よりも、単糖であるブドウ糖は体内に吸収されるスピードが早いのが特徴。

ブドウ糖は脳にとって必要なエネルギーなので、勉強に疲れたときにはラムネを食べて、エネルギーチャージをしてくださいね。(※2)
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