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60年変わらず咲き続ける島根名物バラパン
出雲大社など数多くのパワースポットがあることで知られる島根県。実はそんな島根県に、ひそかに話題となるようなスイーツがたくさん存在するのを、みなさんはご存知ですか?
そのなかでも、今回みなさんにぜひご紹介したいのは「バラパン」です。「バラパン」は昭和29年に誕生し、今でも島根県出雲市の「なんぽうパン」などで製造されつづける、ご当地パン。世代を超えて愛されつづけ、2017年でなんと発売63年目になるという超ロングセラーパンなんだとか。以前、日本テレビの『火曜サプライズ』でも取り上げられ、話題になりました。
島根県民にはおなじみのパン「バラパン」とは、いったいどんなパンなのか、さっそくご紹介していきたいと思います。
なんぽうパンの看板商品「バラパン」
商品名とおりの、バラのような可愛らしい見た目です。重なった生地の間には、クリームが挟まっているのです。上の部分を波線状にすることで、巻いた時にバラのように見えるようになっているのです。
ひとくち食べれば、生地はしっとりふわふわで、ほんのり甘いクリームが口の中にひろがります。飽きのこないシンプルな味わいで、いくらでも食べられちゃうんだとか。
それもそのはず!「バラパン」に使われているクリームは、甘さとなめらかさのバランスが絶妙になるよう配合した「なんぽうパン」特製のもの。しかも1日に約2,000個製造するパンは、そのほとんどの工程を4〜5人の職人さんが手作業で行っている、こだわりのひと品なんです。
島根県内ではイオンなどのスーパーや、お土産販売所、出雲縁結び空港の搭乗待合室内の「BLUE SKYゲート店」などで販売しています。もちろん工場でも直売しているので、直接買いに行ってもOK。東京都内でも、日本橋にある島根物産展や、いくつかのスーパーに卸しているので、購入することができます。
約60年変わらぬ姿形
創業した頃に働いていた職人さんが、通勤途中に見かけたバラの花があまりにもきれいで「こんなパンが作りたい」と開発をはじめ、試行錯誤して完成させたという「バラパン」。発売から約60年以上たった今も、味・形・パッケージデザインすべてにおいて当時のままだそうです。
少しずつ地元の人々に根付いたこのパンは、現在地域の生活には欠かせないものになっているんだとか。だからこそ、その愛されつづけた味と形を守るために、機械まかせではできない、職人による手作業を大事にしているんだそうです。
まさに島根のバラと呼ぶにふさわしい“愛”のパンですね。
バラパンの種類は全部で4種類
バラパン
これぞ王道のプレーン「バラパン」。ほのかなミルク風味のバタークリームは、なめらかな舌触りで、すっきりとした味わい♩ 花びらの部分を1枚ずつちぎり、クリームをつけて食べるのが、オススメの食べ方なんだそうです。
地元で長く愛されつづける、みなさんにもぜひ食べていただきたいひと品です。
白バラパン
パンの上部にアイシングをほどこして、白いバラに見立てたパン。
パンと中のクリームはプレーンの「バラパン」と同じですが、アイシングをかけている分、甘味が増しています。甘いものがお好きな方にはオススメです。「ブラックコーヒーなどと合わせてもおいしい」という声もありますよ。
コーヒーバラパン
コーヒー風味のほろ苦パン♪ パン生地の中にコーヒークリームが入っています。
プレーンのバラパンに入っているクリームもそこまで甘みは強くありませんが、コーヒーがプラスされることで、甘いものが苦手という方にもよりオススメしたいパンになっています。
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